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2015.05.27
『ゴルフネタ』
アイアン選びの際に良く『軟鉄とステンレスの違いって何?』、
とのご質問をいただく事が多々ございますので、本日はそれをネタにしたいと思います。
まず軟鉄とステンレスはどちらも鉄なのですが、微妙な成分の違いから区別されており。
軟鉄:成分の99%以上が鉄で残り僅かが炭酸マンガン等
ステンレス:成分の75%が鉄で残りがニッケルクロム等が配合
と言う特徴を持っています。
軟鉄が一般的に打感が良いと言われる理由として、
上記の含有物の違いによる素材の軟らかさがあります。
それに加えて、叩いて鍛えていく製法『鍛造製法』により、鉄の密度が均一になる事で、
インパクトの衝撃がしっかり伝わる為とも言われています(個々人により感じ方に差があります)。
またステンレスも上記の含有物の違いにより、軟鉄より強度が高いと言われます。
我々の目には見えないちょっとした成分の違いで、
感覚や強度が大きく変わると言うのはなんだか不思議な事に感じてしまいますよね....(汗)
これだけを見ると『軟鉄って鉄の癖にそんなに軟らかいのか....強度大丈夫なの?すぐ壊れるんじゃないの?』
と心配性の方は思われるかもしれませんがやはり鉄は鉄であり、
軟らかさだけでは無く、しっかりとした強度も併せ持っています。
そもそも軟鉄の定義として上記の成分含有率の他にも、
軟鉄:炭素含有率が0.02%~0.3%まで
と言うもう1つの条件もあり、この上記の数値が低ければ、低い程に軟らかい素材になると言われています
(ゴルフに使われる軟鉄の炭素含有率はだいたい0.25%前後との事)。
余談ですがミズノのカタログのアイアンの項目等に記載されている『S25C』、『S20C』、
と言う数値は上記の炭素含有率の事で、
S25C:炭素含有率が0.25%
S20C:炭素含有率が0.2%
と言う事になり、この数値が上がる程に耐久性が高まり、打感が硬くなると言う事になりますので
気になる方はぜひぜひミズノのカタログをチェックしてみて下さい!中々面白いですよ(笑)
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