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2015.05.30
前回の『軟鉄とステンレスの違いって何?』の続きの様なゴルフネタとなるのですが、
本日は『鍛造』、『鋳造』について及ばずながらご説明したいと思います。
まず『軟鉄アイアン=鍛造製法』、と思われている方が多いですがこれは間違いではありません。
鍛造製法は叩いて成型していくので、
加工しやすさと強度のバランスが絶妙に取れた軟鉄に用いられる事がとても多いです。
また鍛造製法により軟鉄側も鉄の密度が上がり、打感が良くなる為、この素材と製法は相性バッチリと言えます。
軟鉄アイアンの代表的な例としてはよくミズノの『MPアイアン』シリーズ等が有名ですが、
上記の様な軟鉄鍛造アイアンの大きな利点として『ライ角が調節しやすい』と言った利点が挙げられます。
これは加工しやすさと強度のバランスが絶妙に取れた軟鉄の特権とも言うべきメリットで、
強度が高すぎる鋳造ステンレスアイアンは壊れてしまう場合があるので、
一般的にはこの調節に不向きと言われます(鋳造でもライ角を調整できるモデルはあります)。
ステンレスアイアンに『鋳造製法』が多い理由としましては、
軟鉄よりも強度が高いステンレス素材を鍛造しようと考えた場合、
これを加工する為に強く叩く機材が必要になり、高額な資金が必要になる為あまりメリットが無いからです。
鋳造製法のメリットとしては、鍛造製法では加工出来ない強度の高い素材を加工出来る事、
色んな種類の素材を配合出来る事などが挙げられます。
この利点をフル活用したモデルの代表的な例をご紹介するとダンロップの『XXIO』シリーズ等が挙げられます。
『鋳造製法』、『鍛造製法』、どちらも一長一短ですので
あまり囚われすぎずにご自身のベストパートナーを見つけて下さいね!
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