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2017.02.11
【2017年拘りマイボール選び】
どもどーも。もじゃむらです。
今日はツアーで使用されることが多いスピン系ボールの話です。
2月に入りタイトリスト pro V1シリーズとダンロップ スリクソン Z-STARシリーズが新しくなりました。
かなり注目されているモデルなので、店頭でも手に取る方が多いボールです。
そして新モデルが発売されたという事も関係していると思うのですが、どっちのボールが良いの?って質問されることがあるのですが、どちらとも非常に優れたボールなので、はっきりとこちらの方が良いですよって事が言えないのですが、よくある質問なので今日は簡単に違う部分に目を向けて比べてみたいと思います。
カバーはウレタンカバーである事が共通です。
製造段階で加熱すると柔らかくなるタイプのウレタンと、加熱すると硬くなるウレタンがあるのですが、判りやすい(覚えやすい方法として)カラーボールを出していないツアー系ウレタンカバーボール。(タイプAとします)
タイトリスト、V1シリーズ
スネルゴルフ MY TOUR BALL
テーラーメイト ツアープリファード
カラーボールが選べる(タイプBとします)
ブリジストン B330 シリーズ
ダンロップ Z-STAR シリーズ
キャロウェイ クロムツアーシリーズ
スピン系の1番の特徴であるスピン性能に関係するウレタンカバーの質と厚みが違うのです。
タイプA群は、カバーの厚みが薄く作る事が可能です。
ウレタンカバーの柔らかさも柔らかく作っても強度が保たれるといった特徴もあります。
着色をする事に非常にコストや複雑な技術が必要な為に、色を付ける事をあえてしていないという特徴があります。
一番外側のウレタンカバーが非常に柔らかく、薄いといった特徴がありますので、
ウエッジでの低速度域でのショットでのクラブとボールの衝突時にカバーを切り裂いてクラブのスコア―ラインの溝がカバー下の2層目のミドルコアの部分を掴むといった現象が起こります。
フィーリング、音、といった部分を除いてカバーが非常に柔らかいという事ですね。
タイプB群は カバーの厚みが少し厚くなるといった特徴があります。
これは耐久性を保つために厚くしているようですね。
カバーの硬さもA群に比べると硬くなっているようです。
B群の特徴として、色が着色できる(コスト的にも容易である)
スピン量を多くする為に(A群よりも性能が悪い訳ではありません)
コーティング技術を使用してスピン量を確保しているとブリジストンもダンロップも説明していますね。
くどいようですが、スピン性能はA群B群どちらも優れているボールです。
ウエッジでのフルショット時のバックスピン量はツアー選手で1万回転位になると言われていますし、余分なバックスピンを抑えるために回転数を抑える事をしているとまで言われています。
具体的に自分のボールをどうやって決めようか?
ドライバーの飛距離性能はもうすでにルール上限を超えるだけのパフォーマンスを簡単に達成できる時代なので、ルールの枠の中で作られている以上どの銘柄のボールでも非常に優れた飛距離性能をもっています。
今日説明させてもらったカバーの素材の違いによる、アプローチ、50y前後のフルショットをしない場合のボールの挙動、パットの時の音やフィーリングでボールを選んでみる事がお薦めだと思います。
カバー耐久性もアマチュアの我々は重要ですよね。
カバーの耐久性はB群が丈夫だと思いますよ。
A群の有名ボールは18ホール終わるとカバーが乾燥したような状態でガサガサになる、色が黄色くなる、細かい傷がとても多く付くとかありますよね。
18ホール使うって事はOBを打ってないのでまぁそれはそれで嬉しいのですが。
ウレタンカバーの種類で選ぶ1歩踏み込んだスピン系ボールの選び方について今日は紹介させてもらいました。
2017年はちょっと拘ったマイボール探しを是非楽しんで下さいね。