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2014.03.15
セール開催中です。3月31日まで。
お店に立っているとよく聞かれることがあります。
「これってラージ?」
なんのこっちゃ、と思う方が大半でしょうが、ゴルフ暦が30年以上ある方は懐かしいな、と思うのではないでしょうか。
現在ボールのルールは直径42.67mm(1.68インチ)以上というルールがあります。
しかし実は1990年までは2つのルールが存在していました。
R&Aの41.14mm(1.62インチ)とUSGAの42.67mm(1.68インチ)です。
そもそもゴルフには2つのルール団体があります。
それがR&A(ロイヤル・アンド・エンシェント・ゴルフ・クラブ・オブ・セント・アンドリュース)とUSGA(全米ゴルフ協会)です。
北米大陸がUSGAの管轄、それ以外の地域はR&Aの管轄となっています。
なので日本のJGAはR&Aの傘下団体です。
そしてこの2団体は仲が悪いというほどではないですが、しばしば意見の食い違いを見せています。
最近でも高反発クラブに対してUSGAは一貫して反対していましたが、R&Aでは容認されていました。
しかし2008年に高反発は規定外ということで、ルールの統一が図られました。
ボールも同じように1970年代に統一化の問題が諮られ、1988年にアメリカ式のラージボールに統一されました。
この期間中は大会によって規則が異なり、ゴルフショップでも2種類のボールが売られ、かなり混乱していたのではないでしょうか。
今でもボール選びというのは難しいですが、大きさの違いによる性能の違いはかなりあったはずです。
スモールボールは小さいので飛距離に有利、ラージボールはグリーン上の転がりのよさが特長でした。
そもそもなぜボールの大きさの規格がイギリスとアメリカで違ったのか。
ボールの歴史を振り返っていきましょう。