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2014.03.17
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ゴルフの歴史はボールの歴史でもあります。
そんなゴルフの歴史を変えた人物に、アメリカのコバーン・ハスケルという人物がいます。
ハスケルはゴルフ大好きなお医者さん。
ライバルより少しでも遠くに飛ばしたい、という思いは現代のゴルファーと同様ですが、ある日ゴム製品を作っている友人を訪ねます。
そのときゴム糸を丸めて遊んでいたら、これをボールにすることを思いついたのです。
その後試行錯誤を繰り返し、コアに糸ゴムを巻きつけ、その上にバラタのカバーを被せたゴルフボールを開発しました。
このボールは従来のガッタパーチャボールより、20ヤードも30ヤードも飛距離が伸びたといわれています。
こうして飛距離が伸びたことにより、ゴルフ場の距離というのも長くなりました。
ハスケルボールが誕生したのは1898年ですが、これ以降に作られたアメリカのゴルフ場は現代とそう変わらない7,000ヤード近い総距離がありました。
ここから先日の話につながります。
この当時はまだルールブックの中にボールの規格というのはありませんでした。
イギリスでは伝統的に直径1.62インチのボールが使われていましたが、ハスケルボールはそれよりほんの少し大きい1.68インチでした。
R&Aは1920年にボールの規格を直径1.62インチ以上と定めました。
遅れること1930年にUSGAは直径1.68インチ以上と定めましたが、これにR&Aは猛反発しました。
この差が長く尾を引き続け、英米で規格が統一される1988年まで2つのボールが存在し続けたのです。
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