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藤田寛之、単独首位の裏に師匠芹澤のアドバイスと海外経験

2013年7月 4日 19:45

8バーディ、ノーボギーの8アンダー単独トップスタート(撮影:上山敬太)

8バーディ、ノーボギーの8アンダー単独トップスタート(撮影:上山敬太)

<長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップ 初日◇4日◇ザ・ノースカントリーゴルフクラブ(7,096ヤード・パー72)>
 国内男子ツアー「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップ」が北海道にあるザ・ノースカントリーGCで開幕。今季ここまで不調にあえいできた賞金王・藤田寛之が8バーディ・ノーボギーの“64”を叩きだし、トータル8アンダーで2位に2打差をつけて単独首位スタートを決めた。
松山英樹の1打速報で初日を振り返る!
 マスターズ前に右肋骨の疲労骨折が判明して以降、苦しみの中でシーズンを過ごしてきた。東建ホームメイトカップで4位タイ、日本プロ日清カップでは2位タイの成績を残しているものの、今季は7戦して4度の予選落ち。「スイングがわからなくなってしまって、キッカケが見つからなかった」。優勝争いをして迎えた日本ゴルフツアー選手権最終日に“77”を叩いたところでスイングが崩壊し、ついに師匠の芹澤信雄に助けを求める緊急事態となった。
 そして、マンデートーナメント出場のため今大会に来ていた芹澤と火曜日に練習ラウンドが実現。「ティグラウンドで腰の押し込みがこうとか、そうするとクラブはここに抜けるだろ?とか教えていただいたら、“あっ”と思って」。師匠の指導によりたちまち自分のスイングを取り戻すと、これまでの悩みが嘘のように切れのあるショットを連発した。
 パッティングも冴えた。このザ・ノースカントリーGCのグリーンはベント芝に芽の強いポアナ芝が混じった日本では珍しいタイプだが、「海外ではもっとやっかいなグリーンも経験してきているので」と苦にすることなくバーディを量産。40代になって増えた海外での戦いを積み重ねていくうちに、いわゆるコロがりのスムーズではないグリーンにも動じず対応することができるようになった。
 師匠のアドバイスと自身の経験をかみ合わせて好スタートを決めた藤田だが、これを機にイケイケで行けるかと言われればそうでもない。「ずっと調子が悪かったから、こういうのが出てもまだまだと思ってしまう。これが何発か続くと自信になるんですけどね」。約3か月苦しみ続けた悩みは1度のビッグスコアも特効薬にはならない。まずは一歩ずつ納得のスイングで成功体験を積み重ねていくことから始まる賞金王復調への道。それが09年以来の今大会制覇ならいうことはない。
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