日本アマ王者・大堀裕次郎が松山以来となるアマチュア単独首位に浮上!
2013年8月23日 17:56

ショートホールでも高い球でグリーンを狙う大堀(撮影:岩本芳弘)
<関西オープン 2日目◇23日◇オリムピックゴルフ倶楽部(7,298ヤード・パー72)>
国内男子ツアー「関西オープン」は2日目を行い、3アンダー5位タイからスタートした大阪学院大の4年生アマチュア大堀裕次郎が5バーディ・1ボギーの“68”で回りトータル7アンダーで単独首位に浮上した。アマチュアがツアーで単独首位に立つのは松山英樹以来で、このままツアー初出場初優勝を果たせば07年の石川遼以来の快挙となる。
黄金世代第3の男・大堀裕次郎が日本アマチャンピオンに!
ツアー初登場の日本アマチャンピオンがその力を見せつけた。石川、松山と同級生の21歳は出だしの2番で約10メートルを放り込みバーディを先行させると、平均290ヤードの飛距離と安定したパッティングを武器にバーディを量産。470ヤードの16番パー4では右の林に入れたものの、約350ヤードのビッグドライブを披露。林の中からウェッジで高い球を打って2メートルにつけると、これを落ち着いて沈めてバーディとした。
17番もバーディを奪って迎えた最終ホールはティショットを左の池に入れてボギー。「スタンスで左を向きすぎてしまう」というショットの悪い癖が出たものの、堂々の単独首位をキープした。8月頭にひいた風邪をこじらせてラウンド中は咳が止まらなかったが、合間合間で水で冷やしたタオルを首に巻きながらマイペースでプレー。「まだ2日目なので」とリーダーズボードも見ることなく目の前の一打に集中した。
大堀のゴルフ人生は決して順風満帆ではなかった。10歳からゴルフを始めたが、小学生の時にジャングルジムから落ちて左ヒジを骨折するというアクシデントもありスイングをするにも違和感の中でのスタートだった。現在はスイングに影響はないものの、今度は高校時代、大学時代と2度にわたりイップスを経験。「ティグラウンドに立つのも怖くて、途中で違う人のボールを借りなければいけないくらいOBしたこともあった」と、どん底も味わった。
それでも、それでも昨年の日本プロシニア選手権で湯原信光のキャディをする機会を得てプロの戦い方を学ぶと、そこから親交を持って2月に行われた湯原のタイ合宿にも帯同。湯原から直接指導を受けるとともに「飛距離も出るしプロでもやれる」などと前向きな言葉をかけられていくうちに、「気持ちの問題だった」というイップスも回復。そこからは関西アマ優勝、日本アマ優勝、そしてこの関西オープンでの躍進と瞬く間に頭角を現してきた。
同級生のスター2人からはやや遅れをとったもののプロとして戦う意思はすでに固めている。当初は10月のセカンドQTに出場する予定だったが優勝なら文句なしにプロへの道は開ける。「ここで優勝してQTをナシにしたい」。史上4人目のアマチュア優勝へ精悍な顔を引き締めた。
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