金庚泰、失われた全盛期のスイングを求めて
2013年9月 4日 17:14

韓国の“鬼”と呼ばれた強さを取り戻すことができるか(撮影:ALBA)
<フジサンケイクラシック 事前情報◇4日◇富士桜カントリー倶楽部(7,437ヤード・パー71)>
池田勇太とのデッドヒートを制す最終ホールでのド派手なガッツポーズから1年。金庚泰(キム・キョンテ)(韓国)がディフェンディングチャンピオンとして富士桜CCに帰ってきた。
この日は時折雨の降る中リラックスした様子でプロアマをラウンド。しかし、今季の状態をたずねられると「2年前くらいから調子は良くないのですが、今年は本当に大変」と表情を曇らせる。今季はここまでミズノオープンの2位以外は目立った成績を残すことが出来ておらず、元賞金王としてはさみしいシーズンを送っている。
不調に陥ったきっかけは日本の賞金王としてスポット参戦したPGAツアー。海外選手のパワーを目の当たりにして、ショットメーカーは飛距離を求めた。しかし、自身のスタイルに合わないゴルフはすぐに破たんを招き、思うような結果を残せないまま日本ツアーに帰ってきた。その“PGAツアー後遺症”はいまだに引きずり続けており、かつての安定感はなりを潜めたままだ。
それでも、時間をかけながらスイングに改良を重ねたことで「今は昔の良い時の感覚が出てきている」と、全盛期のスイングの輪郭がおぼろげながら見えてきた。「この試合も大事だけど、その感覚が一番大事」。スイングさえ固まれば結果はついてくる。ディフェンディングチャンピオンは勝利への少しの欲望を抑えながら、自分のスイングと対峙を続けていく。
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