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下部ツアーから這い上がる44歳・桑原克典

2013年11月 8日 18:54

下部ツアーから這い上がってきたベテラン桑原が首位(撮影:上山敬太)

下部ツアーから這い上がってきたベテラン桑原が首位(撮影:上山敬太)

<HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP in 霞ヶ浦 2日目◇8日◇美浦ゴルフ倶楽部(6,953ヤード・パー71)>
 茨城県にある美浦ゴルフ倶楽部を舞台に開催中の国内男子ツアー「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP in 霞ヶ浦」の2日目。今季のシードを持たない桑原克典がトータル9アンダーで呉阿順(中国)と並び首位タイに浮上した。

 現在は下部ツアーのチャレンジトーナメントをメインに戦っている桑原は、今大会の予選会も兼ねている「HEIWA・PGM Challenge III〜Road to CHAMPIONSHIP」で優勝しこのビッグトーナメントへの出場権を獲得。レギュラーツアーへの出場は実に6月の「ミズノオープン」以来となる。
 「昨日は久しぶりのツアーということもあって手探りの状態だったけど、今日は落ち着いてできた」とこの日は安定したショットを武器にノーボギーのラウンド。9番ではこの日唯一といってもいいティショットのミスが出たものの、「左OB方向に行ったけど木に当たって出てきた。今日は何をしても上手くいった」と笑顔を見せた。
 桑原はプロ4年目の95年に「アコムインターナショナル」でツアー初優勝。その後、98年には「日本プロマッチプレー選手権」でメジャー制覇も成し遂げた。しかし、06年にシード権を喪失すると、08年に復活を果たしたものの10年末に再びシード落ち。ここ数年はチャレンジトーナメントに戦いの場を移し、44歳のベテランが若手プロ達に混じって日の当たらない戦いを続けてきた。
 苦しみを味わったベテランは久々のレギュラーツアーを「天国」と評する。賞金額の違いはもちろんのことながら、試合環境、フィールドどれをとってもチャレンジツアーとは全く異なる世界。今は久々に踏みしめたフィールドに「こうやってギャラリーの応援や拍手の中でやるのは幸せ」とプロゴルファーとしての喜びが体中に充満している。
 賞金総額2億円のビッグトーナメントだけに、今大会の結果次第ではシード復活の道も見えてくる。優勝なら文句なしだ。「チャレンジで頑張っている選手を見ると自分も刺激を受けるし、上がってきた選手は根性もある。そういうのに刺激を受けて前よりは練習するようになりました(笑)」。残り2日間すんなりいくとは思っていないが、日陰を歩んだ経験は勝負所でこそ生きてくるはずだ。
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