石川遼、松山英樹にコーチは必要か?
2014年1月14日 11:55

PGAではスイング、パットなどそれぞれにコーチをつける選手も多い 石川、松山は?(撮影:上山敬太)
松山英樹、石川遼の米ツアー出場が本格化する。2人とも、サポートスタッフは充実しているが、プロのコーチが不在。今後、米ツアーで戦っていく上で、コーチは必要なのだろうか。米ツアー挑戦を経験しているプロゴルファー田中秀道に聞いてみた。
遼、松山にコーチは必要?みんなの意見
【田中秀道の目】感性を大切に、依存は最少に
米ツアーに挑戦する2人と同様、私も参戦していた時はコーチはいなかった。コーチが必要かどうかは難しいところ。それは、単に修正するということではなく、自分のゴルフをどう進化させていくのかというビジョンにもかかわってくるからだ。
1人でやる場合は、自分の感性に任せることになる。なので、感性を大事にしたい、感性で勝負したい、というなら、コーチは必要ない。
ただ、私も感性で勝負していたが、その経験でいえば、形をとらえてくれるコーチはいていいと思う。メカニックの部分をニュートラルに見てくれる人がいれば、迷ったときに1つの考え方や答を与えてくれるからだ。
感性でやっていると、怖い部分がある。思うように行かなくなって引き出しを開けても見つからない。おかしいなと気付いたときには、もうどうにもならなくなっている。そういう経験をしてきた。「おれ、どうしたらいいの?」と思った時に、横にいてくれる人がいれば、見つけ出せるかもしれない。
問題は、コーチへの比重。コーチがつくことで「コーチ依存」になることがあるので注意しないといけない。感性でやっている選手は、コーチがいたとしても、自分とコーチの比重が「8:2」ぐらいで収まる。コーチ依存になっていくと、それが5:5になったり、4:6と逆転したりしていく。
自分にとってやりにくいと思うこともコーチが言うからとやっていけば、うまくいかなくなったときには後戻りもできなくなる。コーチがついたことで終わってしまうこともある。
2人とも、親などでは十分手に負えない世界に入っていることは確か。感性で勝負しながら、崩れていく部分は必ず出てくるので、それを見つけてくれるプロの目を持ったアドバイザー的な人がいるのが理想ではないだろうか。コーチがいた方がいい、いない方がいいの二択ではないと思う。
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