再びの歓喜へ アダム・スコットが変えたものと変えないもの
2016年4月 6日 21:00

アンカリング禁止ルール施行後も結果を残し続けている GettyImages
<マスターズ 事前情報◇5日◇オーガスタナショナル・ゴルフクラブ(7,435ヤード・パー72)>
2013年大会覇者のアダム・スコット(オーストラリア)はかつてないほどの好調を維持してオーガスタ入りした。
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今季は「ザ・ホンダ・クラシック」「WGC-キャデラック選手権」と連勝。現在世界ランク7位、FedExカップポイントランキングは堂々の1位だ。そして、アンカリング禁止ルール施行により長年の相棒だった長尺パターから持ち替えたパッティングも平均パットが全体の9位。ショートパターに不安がないことを今季の結果で証明している。
思えば2013年マスターズは、スコットの長尺パターが大きな脚光を浴びた初めての大会だったかもしれない。そして、R&Aはもちろん否定するだろうが、皮肉にもそのスコットのメジャー制覇をきっかけにアンカリング禁止論が加速した感すらある。だが、スコットはそれを乗り越えて今季の好調につなげてきた。
「長尺パターから持ち替えて、もうプロセスはすべて通り越したと思う。今は長尺パターと変わらないフィーリングになった。短いシャフトというだけで何も変わらない。みんなもう忘れているかもしれないが、僕のキャリアの最初の10年は短いパターで戦っていたからね」。半ば強制的にもたらされた変化は、スコットをさらに強くした。
だが、変えないものもある。今大会スコットのかたわらには2013年大会と同様にスティーブ・ウィリアムス氏がいる。すでにフルタイムのキャディは引退したウィリアムス氏だが、「スティーブの経験は何にも代えがたい。彼ほどここで勝っているキャディは他にいないからね」と大一番で帯同を依頼した。「2011年にスティーブと組みだしてからメジャーでの結果は素晴らしい。今週も同じようなマジックを期待している」。
握られているパターの種類は変わっても。あの時と変わらない最強タッグは再びオーガスタのグリーンで歓喜のガッツポーズを披露することができるだろうか。
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