ドライバー新旧モデル打ち比べ

アイアンのように打ちたければSUMO2(スクエア)。 振り抜いていきたいならサスクワッチ460をどうぞ。

ヘッド形状を四角にすることで業界最大の慣性モーメント5300g・cm³を達成。スーパー慣性モーメントにより、オフセンターヒットのエネルギーロスや方向性のズレを最小限に抑える。ヘッド体積は460cm³。 ヘッド後部に設定された新設計のパワーボウによって、ルールで規制された460cm³というヘッドサイズをオーバーすることなく、従来を遥かに超えたパワーを正確にボールに伝えることが可能になった。
ナイキ
SUMO2(スクエア)
  ナイキ
サスクワッチ460
ロフト10.5度
フレックスSR
トルク4.5
重量50グラム
中調子
ディアマナ
TEST CLUB ロフト10.5度
フレックスR1
トルク4.6
重量49グラム
中調子
59.0m/s 初速 60.0m/s
19.8度 打ち出し角 16.4度
2.5度 打ち出し方向 0.2度
3681回転/分 バックスピン量 3025回転/分
40.9m/s ヘッドスピード 41.1m/s
218.6ヤード キャリー 226.6ヤード
229.4ヤード トータル 240.3ヤード
18.4ヤード 左右ぶれ -1.3ヤード
39.1ヤード 最高到達点 30.8ヤード

今春のニューモデルの話題を独占したといってもいいのが四角いドライバー。そのうちの1本であるナイキの『サスクワッチSUMO2(スクエア)』は性能がどうこうというよりも、「とにかく音がデカい」という噂が飛び交っていますが、実際はどうなのでしょうか。
結論から言うと、音はありえないぐらい大きいです。「カン!」という低音が辺りに響き渡り、ドキッとします。心臓の悪い人は要注意。またこのクラブはインパクトでフェースが上を向くように設計されているのでしょう。普通にスウィングするとテンプラに近い20度という打ち出し角になりました。当たったときにヘッドの後方が垂れているのがわかって妙な感じです。でもこれはボールをあげられない人にとってはありがたい「お助け機能」でしょうね。右手で上から叩きにいってもボールが上がるなんてワンダフルです。
ただヘッドスピードが45cm³以上あると吹き上がって飛距離ロスになるのでリシャフトが必要でしょう。白マナが刺さった『SUMO2(スクエア)』を打ったことありますが、振り回さなければ使えました。 アマチュアはとかくアイアンのようにハンドファーストでドライバーを打ちたがりますが、そういう人にこのクラブはベストマッチするように思います。またスウィングがアップライトな人にもいいでしょうね。とにかくまっすぐ上げてまっすぐ下ろすのが打ちこなすコツです。
『SUMO2(スクエア)』と比較したのは『サスクワッチ460』。発表された当時は衝撃的な形でしたが、四角いドライバーが出現したいまでは普通に見えます。それにしても『サスクワッチ460』はいいクラブですね。研究員のスウィングに合っているのかもしれませんが、三菱レイヨン製のディアマナシャフトのしなりが心地よく、タイミングがとりやすいです。つかまるし、曲がる気がしないので、この勝負は『サスクワッチ460』の勝ち!

振り遅れないなら旧ナノVは「買い」 ニューナノVは万人に合うモデル。

空気抵抗を抑えたエアロシェイプヘッドにより、加速しながらインパクトを迎えることができる。ヘッド体積450cm³。 「フラーレン」を配合したシャフトのキックポイントエリアに新素材「ゴムメタル」を配合し、大きなしなりと一定した戻りを実現した。ヘッド体積425cm³。
ヨネックス
ニューナノV
  ヨネックス
ナノV
ロフト10度
フレックスS
トルク3.7
重量59グラム
TEST CLUB ロフト10.5度
フレックスR
62.0m/s 初速 59.9m/s
16.5度 打ち出し角 17.3度
-0.1度 打ち出し方向 -1.5度
3524回転/分 バックスピン量 3342回転/分
42.9m/s ヘッドスピード 41.2m/s
231.7ヤード キャリー 224.2ヤード
243.8ヤード トータル 236.6ヤード
7.1ヤード 左右ぶれ -0.5ヤード
35.5ヤード 最高到達点 33.9ヤード

それにしても新しいナノVの横顔はいいですね。雑誌の広告であの横顔を見るにつけ、「美しいな」と思ってしまいます。空気抵抗を抑えることでヘッドを加速させる「エアロダイナミックシェイプ」というそうですが、このデザインだけで勝利です。ごはん3杯おかわりできる感じですね。
性能はどうかというと、これがなかなかいいんです。まずなんといっても構えた感じのスクエア感が旧モデルより研ぎ澄まされていますね。ヘッドの形状だけでなく、シャフトとのジョイント部のバランスが良くなっています。打ってみるとヘッドの挙動が素直で、打ち出しを管理しやすいです。シャフトはスピードがあって、しなりを感じるけれどもしっかり戻ってきます。弾道はというと、打ち出し角はノーマルですがスピン量は多めの高弾道。やはりアベレージに向けて作られたモデルのようです。
では旧モデルにいってみましょう。ニューモデルは構えたときにオーソドックスさがありますが、こちらはヘッドが効きそうなイメージで、いかにも飛ぶという感じです。打ってみるとややシャフトの戻りが遅く、つかまえきれません。ヘッドスピード45 ぐらいで振るとシャフトが巻きつくようなフィーリングでビシッと叩けるのですが、40 前後だと少しもったり感がありますね。このクラブは何度となく試打しましたが、いつもハードヒットしていて、しっかりそれに応えてくれていたので、スピードが遅くなると反応が鈍くなることには気づきませんでした。でもシャフトがしっかりしているということで、振り遅れない人にはバッチリ使えるでしょう。ただ旧ナノVを購入する場合はアンダースペックをチョイスしたほうが良さそうですね。

* 価格は4月24日現在の中古平均販売価格です。実際はスペックや傷の状態により異なります。
*「左右ぶれ」の数値は右方向へぶれた距離です(「−」は左方向へのぶれです)。
*DATAは10球中、上位3 〜6球の平均値です。

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