フッキー　はボクシングは元から好きで、内山選手は特にファイトスタイルからして好きでした。左ジャブを丁寧に繰り出して試合をコントロールし、正確なボディーブローでじわりじわり相手を弱らせる。ハードパンチャーにありがちな大きなパンチを振り回すタイプで無く、ディフェンスにも優れたいわゆる理詰めのボクサー。
世界チャンピオンになる前からKOの山を築き、ついたあだ名が「ノックアウト・ダイナマイト」。しかし、その武器であるハードパンチが時として仇となり、度重なる負傷で怪我との闘いであったのです。

なぜそこまで　フッキー　が内山選手に肩入れするのか？内山選手の出身が私が以前長く住んでいた埼玉県春日部市なので、凄く親近感がありました。内山選手は「春日部親善大使」にも任命され、春日部市の小学校では2012年度から内山選手を題材にした道徳の授業を始めており、目標を立てても最後までやり遂げることが苦手な子が多く、「夢をあきらめず、努力すること」の大切さを学ばせているそうです。
今日のタイトル「恐れず、おごらず、侮らず」は内山選手の母校・花咲徳栄高校ボクシング部の部訓であり、世界チャンピオンになってもその言葉通りの振る舞いを崩すことはなかったのです。

そんな誠実な人柄と無類のハードパンチで、ファンの心をわしづかみにした内山選手。長い間本当にお疲れ様でした。春日部の誇りです。出来れば生で試合が見たかったな～（後悔）。

参考記事：sports.yahoo.co.jp/column/detail/201707300003-spnavi