福井米松店

オンラインショップ

ゴルフパートナー福井米松店

SHOP BLOG

2016.07.17

【6980円で290ヤード！？】メジャー初制覇へ向けて「ヘンリク・ステンソン選手」を解説

　The Open「全英オープン」が面白すぎて連日の寝不足。もちろんツイッター「@yory816」でツイートしまくり、日中は睡眠不足で気を失ってしまいそうなｗさすらいのゴルフ芸人ヨリー藤村です(･ิω･ิ)

　私は今まで年4回あるメジャー大会のうち、マスターズが最も好きであると思っていましたが、今回のThe Openにて、その認識が変わる思いをしています。なんでかと言うと、吹いたり止んだりの空中のハザード＝風と深いバンカー、一日のうちに四季があると言われる気温の変化、これらをプロの最高の技術にて七色の球筋を打って攻略する。そしてグリーン上ではそのショットの疲れを引きずらない、ある意味鈍感なパットが求められる究極の戦い。そんなものが見られるからです。そして今回の3日目は全盛期の力を取り戻すかのような46歳フィル・ミケルソン選手と世界ランクは6位にしてメジャー無冠40歳ヘンリク・ステンソン選手の目が離せない一騎打ちを見ることができました。今日は3日目を終えて1打差の首位に立った、私も好きなヘンリク・ステンソン選手の使用クラブについて解説していきます。

　まず、私がこちらの選手に興味を引かれたのは、およそ15年前になります。同じスウェーデン出身の殿堂入り女子選手、アニカ・ソレンスタム選手の無双状態が始まり出した頃、ゴルフ雑誌にスイング連続写真が取り上げられていました。たしか「ドライバーとアイアンで違う最新ルックアップ打法」的な感じです。今ではそれほど気になるものではありませんが、アイアンでは打ち出したボールを追うように顔はフォローの際に長く地面を向きません。これはそのアニカ・ソレンスタム選手も同じような見え方をするスイングの部分でもあります。しかしながら、もちろんアマチュアの顔が上がるのが早すぎるという悪い癖ではなく、しっかりと体の軸を中心としたルックアップ打法であります。この打法は体に無理なブレーキをかけない選手生命の長い打法であると個人的には思っています。現に40歳にして世界ランクは6位そして初のメジャータイトルが近づいています。この打法を単純に真似すると飛距離は犠牲になるかもしれません。ですが187cm88ｋｇと筋骨隆々の恵まれた体格で飛距離は充分。いや、かなり飛ぶ方であります。

　ではその飛距離を見ていきましょう。ドライビングディスタンスは欧州男子ツアーデータで289ヤードで79位。米国男子ツアーデータでは291ヤードで78位。あれ？？？300ヤード越えてませんし特に飛ばし屋ではないような・・・と思った方は鋭いですよ！よくゴルフ中継で解説されることでもありますが、彼はティーショットでドライバーより飛ばない「3Ｗ（スプーン）」を多用します。昨日はThe Openの中継で「3Ｗでティーショットを打たせたら一番飛ぶ選手」と解説されていました。3Ｗでキャリーは軽く290ヤード飛ぶようです！しかし少しドライバーに苦手意識を持っているのではないか？というトッププロには珍しい選手です。そんな彼が使用している3Ｗはこの最新クラブがどんどん発売される中、とても長い間愛用しているクラブなのです。

これだ！！

キャロウェイ「ディアブロオクテインツアー13度」です。2010年発売の商品です。店内を探していると・・・なんと！！ドンピシャのモデルが6980円で激安筒に刺さっていました（笑）ヘッドの特徴としては非常にきれいな形状をしていて、日本ツアーでも契約外の使用プロがいました。これは名器だと言えます。そしてシャフトは「グラファロイブルー」を挿しているようです。

このシャフトもけっこう古いモデルで2009年のトゥルーテンパー社のカタログにギリギリ載ってはいますが、現在は廃盤商品です。一時タイガー・ウッズ選手も使用したりその限定のナイキイグナイトドライバーにも搭載されたことがありました。こちらも名シャフトと言えるでしょう。特徴はシャフト先端部を強化してねじれを抑えてはいるが、しなやかさを持っているというシャフトです。