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2018.01.22
こんにちは!アッキーエ田中です( ゚▽゚)/
実は私、今月の11日・12日と岐阜県にありますミズノの養老工場へ見学ツアーに行ってきました!私の他にも、関東や関西のお店の方が参加され色々刺激を受けてきた2日間となりました♪
簡単ではありますが、今回ツアーの様子をお伝えしたいと思います!
11日は今回参加される方々と、ミズノの方(クラフトマンの方も含め)との懇親会が焼肉屋さんで開催されました!本場の飛騨牛めっちゃ美味しくてお酒もグングン進んじゃいました(笑)
12日朝8時に出発。養老工場へは岐阜羽島から約30分ほどで到着。天気は快晴で、寒かったですがとても気持ちの良い朝でした。
到着後、フィッティングルームで挨拶。クラフトマンの方も合わせて15名くらいの方が今回のツアーでお世話をしてくださるという事でした。
ここからは2人づつに別れて別行動。私は、9時~10時→ウェッジ作成 10時~11時→工場見学 11時~12時→フィッティング体験というスケジュールで進みました。
待機室内は、たくさんのプロや有名人の方のサインが貼られており壮観でした。また、ヘッドカラーと刻印カラーのサンプルも並んでいて、これからのウェッジ作成がより楽しみになりました。(今回ツアー参加者にはミズノのウェッジを作ってもらえるという特典有り)O(≧▽≦)O ワーイ♪
《ウェッジ作成》
クラフトマンの佐竹さんに担当していただき私のウェッジ作成の打ち合わせが始まりました。ウェッジは『T7』。まだコースにも出ていない私が、そんなウェッジを頂いていいものかと(しかもオーダーで)尻込みしましたが、佐竹さんは優しく丁寧に話を聞いてくださり、色々提案をしてくれました。フィッティングがまだなので、細かい調整は後でという事になりヘッドカラーやデザイン(刻印の位置など)を決めていきました。
きっと勿体なくて使えないという話をしていたら、佐竹さんは『ウェッジは消耗品。傷だらけになるくらい使ってくれないと僕達も困る(笑)』と仰っていました。
そして、色々と見せていただきながら今回は52゜と58゜、シャフトはゼロス7(R)、カラーはジルトワイライト、うっかり売らないようにネームの刻印もいれてもらう事にしました(笑)。
《工場内見学》
社員の方にアテンドしていただき、工場内の見学へと移ります。作業風景は撮影が出来ませんでした。中は暑くも寒くもなく22~23度くらいに保たれていたように感じました。ヘッドの形成・研磨・刻印の色付け、スタンプ・シャフト取り付け・グリップ取り付け・最終チェック・梱包までが流れ作業で手際良く行われていました。大きく『話しかけ禁止』と書かれており、確かに機械の音以外は全く人の話し声は聞こえませんでした。数年前に、トヨタの会長(社長)さんがクラブのフィッティングに訪れた際に、工場も見学されて、改善のアドバイスをされたそうです。その後トヨタの社員さんが何度か訪れ、工場の作業工程を見直し、現在の体制になり一層スムーズに捗り業績にも変化があったそうです。皆さんの動きに一切の無駄を感じず、作業のスピーディーさに驚きました。次は2階のミュージアムへ。
歴史を感じるアンティークなクラブがズラリと並んでいました。昭和10年頃の一般普及向けのクラブの価格が1本10円くらい、アイアンで30~40円くらいだったそうです。また、手嶋プロの要望で作られたアイアンがズラリ。全てマイスター伊藤さんが手掛けた物でした。『構えた時に上半身がぶれる感じがある』とか細かいプロのダメ出しまでコメントされていて驚きました。
《フィッティング体験》
トラックマンでスイングチェックをしました。レディースのドライバーが無かったので、アイアンでチェックしてもらいました。20球くらい連続で打ちましたが、球はほとんどが右へ飛んでいました。まだまだ私はスイングも安定しておらず、とにかく下手なので今まであまり計測した数字は気にしてなかったのですが、担当してくださったフィッターの渡邊さんにはヘッドを2度くらいアップライトにしても良いのではというアドバイスをいただきました。その後、診断書も作ってもらい、佐竹さんにも見ていただき、ウェッジはライ角を少しアップライトにしてもらう事になりました。
《午後の部へ》
午後はまずツアーカーの内部を見せてもらいました。ツアーに同行し、車内でもクラブのメンテナンスや調整が出来るようになっており、完全に工房になっていて驚きました。オオーw(*゚o゚*)w
《バット工場見学》
続いて野球のバット作成の工場へ。工房内はこちらもたくさんのプロのバットが展示されていました。工場内は木材がたくさん積み上げられていて、木の匂いが立ち込めていました。現在は北欧のメープルやホワイトアッシュという木が主流となっているそうです。木は傷を内側に取り込む性質があり、一見判らないが実際に削っていくと傷が発見される事も多く、その木材はバットには使用できないそうです。そういった木はミニバットやグッズに使う事で廃材を無くしていくそうです。現在工房のマイスターはセリーグ担当の名和さんとパリーグ担当の渡邉さんがおり、今回名和さんにバットの削りを実践して頂きました。粗削りの状態から約10分~15分ほどで仕上がりました。表面はとても滑らかで何も塗ってないのに光沢がありとてもキレイでしたオオーw(*゚o゚*)w。ここまでの技術者になるには名和さんで15~6年かかったそうです。写真には撮れなかったですが手も凄かったです。ブロフェッショナルの技術に圧倒され感動しました。
敷地内のミニコース(テストコース)へ移動。ここではロボットアームでクラブやバットのテストを行っていました。周囲には民家や社員さんの駐車場があるので、風速5メートル以上ある日はテストをしてはいけないそうです。この日は5メートルでギリギリでしたが、実際のテストの様子を見せて下さいました。トラックマンで弾道、飛距離、回転数などを計測し、色々な角度や高さを調節しながら検証して正しくデータを出していく過程を見せて頂きました。残念ながら、こちらの施設も撮影禁止です。
フィッティングルームに戻り、クラフトマンの方との交流会が始まりました。今回はユーラスの木型を作成された木村さんにお話を伺いました。
ゴルフパートナーとミズノの共同開発で出来上がったクラブ『ユーラス』。その製作秘話など伺いました。
この後、伊藤さん(ミズノプロアイアンの削りの様子)、野村さん(アイアンのライ角・ロフト角の調整の様子)、木村さん(製作の本になるヘッドの木型作成の様子)によるデモンストレーションがありお土産をいただいて見学ツアーは終了しました。
今回、このような機会にあわせて頂き本当に感謝でした。とても充実し楽しい2日間でした。日頃なかなか見る事のできない部分を実際に体験出来る事で、新たな感性や気持ちにも変化が生まれ良い刺激になりました。ミズノの方達もお忙しい中私達の為に時間を作って頂き感謝の気持ちでいっぱいです。またこういう機会に恵まれましたら絶対に参加したいです!実際にクラブ製作の現場に立ち会うと空気感や臨場感がたまらないです。とにかくとっても楽しく、勉強になったツアーでした!未だに余韻が残り興奮さめやらないアッキーエ田中でした!ъ( ゚ー^)イェー♪