日本橋室町店

国内女子メジャー第1戦は三つ巴の争いになりました。
最終組の一つ前をいく宮里美香が15番でバーディを獲り、抜け出したと思ったものの束の間、16番でボギー、獲りたい17番をパーとし戦線離脱してしまいました。
最終組のフォン・シャンシャンと成田美寿々は17番でともにバーディを奪い、勝負は最終ホールまでもつれ込みました。
フォンはセカンドを奥のバンカーに打ち込みましたが、そこから1mに寄せプレーオフと思われました。
しかしまさかのこのパーパットを外してしまい、50cmのパーパットを決めた成田が初のメジャー制覇を果たしました。
私は録画での観戦でしたが、結果を知っていても息を飲んでしまう非常に面白い展開でした。

今大会で優勝を果たした成田のキーワードは“二刀流”です。
かつてフィル・ミケルソンがドライバーを2本バッグに入れて、マスターズを制したことがありました。
成田の二刀流はこちらです。

相変わらずテレビ画面をiphoneで撮影しています。

サングラスをかけているのに、キャップの後ろにもサングラスがあるようですが。


サングラスの上からサングラスをしているように見えます。
そう、成田の二刀流はサングラスです。
解説の塩谷育代もなんでだろうと言っていましたが、成田は度付きのサングラスと通常のサングラスを併用しているのです。
シルバーのフレームが通常のサングラスで、白いフレームが度付きのレンズのようです。
成田はこの1年で急に視力が低下してしまい、先々週のフジサンケイから度付きのサングラスの使用を始めました。
しかし度が付くことでボールとの遠近感がつかめず、ショットの際は慣れた通常のサングラスをかけてプレーしてぃます。
そしてグリーンに上がったときだけ、度付きのサングラスと付け替えてパッティングに臨んでいます。

サングラスをかけてゴルフをしたことがある方は分かると思いますが、最初はダフるかトップします。
歩いているときはサングラスをかけ、ショットの時だけ外すというプレーヤーも多いでしょう。

サングラスをかけたままのショットというのは慣れが必要です。

私はゴルフ場ではほぼ一日中サングラスをしていますが、真冬や曇りの日でもサングラスは手放せません。

ゴルフ場というのは非常に紫外線が強く、私のような黒めの薄い人間はサングラスなしだとすぐ目が痛くなってしまいます。

目から入る紫外線は日焼けや疲労の原因にもなりますし、浴び続けていれば白内障にもなりかねません。
私はどうにか裸眼でも運転できるくらいの視力ですが、これ以上の低下が怖くてサングラスをしています。

ゴルファーにとって目というのは非常に重要なものです。
年齢を重ねたプロがトーナメントから引退するにあたり、体力の低下より視力の低下を理由にする者が少なからずいます。
現に鉄人・室田淳はシニア入りしてから飛距離が伸びていますし、片山晋呉は40歳を過ぎてなおドライビングディスタンスで10位に位置しています。
道具をうまく使いこなすことで、その進化を享受しているからに他なりません。

 

パソコンやスマホで目がお疲れの現代人、ゴルフ場では目を大切にしましょう。

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