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2015.03.18
気温も高くなりゴルフ場が恋しい季節になりました。
その一方で都心ではマスクにメガネで、花粉症対策もバッチリという方を多く見かけます。
日本では杉に囲まれているゴルフ場というのは珍しくありません。
ゴルファーの中には、ゴルフに行きたい気持ちと、花粉症のツラさとのジレンマに頭を悩ます方も多いでしょう。
しかしゴルフ場に似合うのは、杉ではなく松の林です。
今日はそんな松林に囲まれたステキなゴルフ場をご紹介します。
神奈川県茅ヶ崎市にある茅ヶ崎ゴルフ倶楽部です。
昭和32年開場の歴史あるゴルフ場で、設計は西の名匠・上田治です。
井上誠一と並び称されるゴルフ場設計家ですが、ゴルフ場に適した土地でなければ設計の仕事は受けない、という職人魂を持った井上とは対照的に、依頼されたからにはどんな土地であれ一流のゴルフ場を作ってみせる、というプライドを持った設計家でした。
そんな職人に作られた茅ヶ崎ゴルフ倶楽部は、湘南の浜辺からすぐにある9ホールパー35のゴルフコースです。
コースはほぼフラットで、周りに高い建物や山がない為、松と空しか見えない、日常を忘れさせてくれる空間でもあります。
晴れた日には遠くに雄大な富士山を眺めることができ、遮るもののない絶景を楽しむことができます。
それでは各ホールを紹介していきましょう。
1番は距離の短いミドルホールです。
左にはすぐに民家があり、OBゾーンとなっていますが、民家への打ち込みも多いため、高いネットが立てられています。
このネットが唯一ゴルフ場の景観を損ねてしまっています。
また早朝・薄暮のハーフプレーでは、安全のため、フェアウェイ真ん中のセカンド地点からのプレー開始となります。
グリーン手前には大きくて深いバンカーが口を開け、難易度を高めています。
1番に限らず、このゴルフ場はバンカーが総じて深く大きく、いかにバンカーを避けていくかがスコアを作る鍵になるでしょう。
2番は短いショートホールです。
茅ヶ崎ゴルフ倶楽部はパー3が3つ、パー5が2つの変則的なPAR35のコースです。
ここもグリーン手前には大きなバンカーが待ち構えています。
海から吹く風は計算が難しいですが、徹底してバンカーを避けましょう。
3番はティーショットが打ち上げ、セカンドからは打ち下ろしとなるミドルホールです。
左のOBが近いので、フェアウェイ右サイドが狙いです。
ティーショットで距離が出ていないと、セカンドではグリーン面が見えません。
距離感が難しいので、バンカーを避けるという意味で、刻むことも選択肢に入れましょう。
4番は池が景観を美しくするショートホールです。
左右のグリーンで大きく難易度が異なります。
右グリーンの場合は、バンカーを避けて2つのグリーンの間が狙い目、左グリーンの場合は手前の花道から転がすイメージで攻めましょう。
ただし手前から攻められるグリーンは少ないので、キャリーの出せるクラブ、スピンでとめられるボールを用意しておきましょう。
続きはまた明日ご紹介します。