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2019.02.12
チタンだから飛ぶ・・・ということは否定しませんが、こと5W、UTなどではヘッドが大きくなり過ぎ、且つ重心位置、こすとなどデメリットもあります。ただ、今回のマレージングは焼き入れを増やした新しい鍛造板と新しい溶接の効果で、吸いつくような柔らかい打感を実現したまま十分以上の飛距離性能を有しています。やや弾道が強すぎ、飛びすぎる為にあえてスピンをいれるように設計修正した程です。
従来の既存のUTが最も苦手としていたのがライン出し制度と捕まりすぎる性質。両方を設計段階から改善に自信をもっておりましたので折り紙つきです。
JB701は、503Fwto同様のコンセプトのもとで、最適な重心位置と最適なエリアでのインパクトを実現し、高すぎない強弾道と落下時のハイスピンを両立しています。
非常にマイルドな打感です。強いフェードが打ちやすく、且つドローも打っていける操作性と200yのウエッジの様に狙える精度を目指しました。
従来の既存品はアップライトな上、重心が高すぎ、且つヒール側のソールデザインに難があり、芯でとらえるのが難しく、芯でヒットすればフック回転が強まるものが多かったのですが、JB701はアシメトリーデザインを採用し、主に接地するヒール側にのみレール形状を採用しております。
ここまでの最適な重心設計のハイブリッド系ヘッドは存在しなかったと思います。特に最適な重心距離と、掴まり過ぎない重心角、常に芯にヒットする重心高、最初は強く飛び、そして落下時にスピン量が発生するかの様な重心深度とFPのコンビネーションは秀逸の出来です。13本のクラブをセッティングする際に、かなり重要なのが、ライ角、ロフトはもちろん、重心距離と重心角になります。ほとんどのメーカーのドライバーからJB系フェアウェイウッドと流れる様な最適な重心設計となっております。マッチングするアイアンの重心距離はJB501,701はもちろん、33㎜~36㎜のアイアンになりますので、是非ご参考にしていただければと思います。
トゥ側に2箇所のウエイトを設けました。JBのウエッジ、アイアンの様のウエイトで重量調整が可能です。なお、ヒール側に重いウェートを設置することは比較的子刷りに仕上げたいUTのヘッドでは、重心距離及び重心角が最適にならないために不要としました。