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Artist of golf 二人三脚でゴルファーの“夢”を叶える芸術者 菅原 賢

名人や匠と呼ばれる人たちは、どうしてその高みまで達することができたのだろうか。ゴルフに携わる様々な達人たちの軌跡や現在を紐解いていく…。 今回は、トータルゴルフフィットネスで支配人を務めるパーソナルトレーナー<菅原賢>にフォーカスする。

自分を育ててくれた スポーツの分野でビジネスを

「トータルゴルフフィットネス」(新宿区四谷)は、専門のトレーナーが目的別にマンツーマンで指導する「パーソナルトレーニング」を実施しているゴルファーのための会員制フィットネスクラブ。現在のスポーツの世界では、「パーソナルトレーナー」は認知され始めてはいるが、ひと昔前はまだこの職業は浸透していなかった。
 学生時代を野球一筋で過ごし、スカッシュの選手としても活躍していた菅原賢も当時はこの職業を知らなかったそうだ。

 「ずっとスポーツで育ってきた人間ですから、将来はスポーツに携わる仕事をしたいと思っていたんです。学生時代はスポーツクラブでインストラクターのアルバイトをしていましたが、もっと誰かのためになる仕事をしたいと漠然と思っていました」
 そんなイメージを描いていた菅原は、アメリカで人生を変える大きな転機を迎えることになる。

プレーヤーの夢を叶えるパートナー パーソナルトレーナーとの出会い

「学生時代はスカッシュの競技に出場していました。1998年に運よくアメリカに行かせてもらう機会に恵まれ、現地でパーソナルトレーナーに出会ったんです」 スポーツクラブのトレーナーといえば、器具の使用法を教えるのが基本的な仕事。しかし、そこで知り合ったアメリカ人トレーナーは、『スカッシュでチャンピオンになる』という菅原の夢を叶えるため、オリジナルのトレーニングメニューを考えてマンツーマンで指導してくれたそうだ。その甲斐もあって、菅原は関東選手権大会優勝という戦績を残したが、アメリカでの経験はそれ以上に大きな糧となった。

「プレーヤーの夢をかなえるために、同じ目標に向かって二人三脚で走っていく。そんなパーソナルトレーナーという職業に魅力を感じました。この時に自分もパーソナルトレーナーを目指そうと決意したんです」

パーソナルトレーニングの “正解”はひとつではない

 帰国後、菅原はその第一歩を踏み出す。体力的に不安があり、100メートルの距離を走ることができなかった年配女性のトレーニングを担当することになった。二人が掲げた目標は、『ホノルルマラソン完走』だった。その時点の体力を考えれば、途方もない夢。しかし、1年間かけてトレーニングを続け、女性の夢を見事に実現させたのだ。
「パーソナルトレーナーは、それぞれの人にあったメニューを考えていくわけですから『正解』がひとつではありません。10人いれば10通りの正解があるんです。それが難しいところでもあるし、やりがいでもありますね」
 この時点ではゴルフとは離れた世界にいた菅原。プロゴルファー今野康晴との出会いをきっかけに、ゴルフの世界に徐々に入っていくことになる。「2002年、僕が通っていたスポーツクラブに今野さんがリハビリで通っていました。左肩を故障していた今野さんに相談を受けてから専属トレーナーになり、ツアーに帯同し始めたんです」

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