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2015.06.04
アイアンとショートウッドをつなぐクラブとして市民権を得たユーティリティ(ハイブリッドとも言います)。
店頭に立っていて、お問い合わせが多いのがこのユーティリティのセッティングについてだったりします。
果たして何度のロフトを使い、何本バッグに入れれば良いのか。
今日はそのあたりについて書いてみようと思います。
非常に大雑把ではありますが、ひとつの基準として7番アイアンで150ヤード打てるかどうかで考えてみると良いでしょう。
日本には7番アイアンで150ヤード打つという神話にも似た基準があり、ローヘッドスピーダーを対象にしたアイアンには7番アイアンのロフトを立てる(ストロングロフト化する)ことで150ヤード飛ばせるように作られているものがあります。
昔に比べてミドルアイアンが難しくなったのは、年を取ってヘッドスピードが落ちたからではありません。アイアンがストロングロフト化し、ボールが低スピンになってしまったからです。
要するに、難しくなってしまったミドルアイアンとショートウッドの間をつないであげましょうということですね。
7番アイアンの飛距離が150ヤード未満ならばロフト22度、25度前後のユーティリティ2本体制にしてみてください。
もしかしたらロフト27度くらいのユーティリティも追加して5番アイアンは抜いても良いでしょう。
7番アイアンがちょうど150ヤードであればアイアンは5番から、ユーティリティは22度前後のものを1本。
クラブ本数に余裕があれば25度前後のものも入れて、状況に応じて5番アイアンと使い分けると良いでしょう。
7番アイアンで160ヤード以上飛ばせるならば、4番アイアンくらいまでは十分に使えるでしょうから、ユーティリティは20度前後のものを1本入れると良いでしょう。
クラブ本数に余裕があるなら22度前後のものも追加して、4番アイアンと使い分けるのもありですね。
このようにアイアンがストロングロフト化し、ボールが低スピンの方向へ進化している現在、道具の進化に合わせたセッティングにしていくことがひとつの方向性だと思います。
かく言う私もユーティリティは22度と25度の2本体制。
アイアンは5番アイアンからのセッティングになっています。