一時期よりは数も減りましたが、まだまだ「
カーボンコンポジットヘッド」のドライバーは人気が有ります
「
カーボンコンポジットヘッド」の最大の魅力は設計における重量配分の自由度が非常に高いことです
って言っても何のことやらさっぱりだと思いますが
カーボンは高強度でありながら、金属よりも比重がかなり軽いです
ですからヘッドの一部にカーボンを採用することで、通常よりもかなり軽いヘッドを作ることが可能になり、設計の自由度は大幅にUPするんですね
重量配分の自由度が高いので高慣性モーメント化しやすく、結果飛距離UP効果が高まります
ですが問題点も多いのが現状です
生産段階では
※ 加工が難しい
※ コストが高い などが問題になります
そして実際の使用においては
※ 打球音が悪い
※ モデルが少なく選択肢が少ない などが上げられます
そして、「
カーボンコンポジット」を使ううえで一番気をつけていただきたいのは熱です
金属製ヘッドのように溶接による加工ではなく、接着によってボディーが形成されているため、熱による接着の悪化は致命傷になりかねません
リシャフト等で、クラブに手を加える方は特に注意してください
(下の写真は熱により接着面が荒くなってしまったコンポジットヘッドです。)
夏場の車内放置も絶対に厳禁です
(これは通常のクラブも同様ですが。)まだまだ発展途上の「
カーボンコンポジットヘッド」ですが、今後より弱点の少ないモデルが発売されてくると思います
弱点を理解した上で使っていただければ、「
カーボンコンポジットヘッド」は強力な武器になります
一度試してみてはいかがでしょうか
R1藤枝店 林部