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2015.04.11
ゴルフの祭典・マスターズが開幕しました。
いよいよ本格的なゴルフシーズンの到来、という気がします。
予選の2日間を終わり、ジョーダン・スピースが14アンダーという36ホール終了時点の大会記録をたたき出して、2位以下を大きく引き離しています。
グリーンがウエットで止まりやすくなっており、バーディ合戦の様相を呈しています。
さて、今年のマスターズは98名がエントリー。
33組に分かれて予選の2日間は争われます。(1組だけ2サムでラウンド)
マスターズでは全ての組が1番ホールからスタートします。
初日のラウンドの組み合わせはマスターズ委員会によって、盛り上がりを考慮して考えられます。
注目選手同士が組み合わされ、午前組と午後組とどちらにもスター選手が入るように振り分けられます。
そして2日目は初日の第1組~17組と第18組~33組までを入れ替えます。
つまり初日の午前中にスタートした組は2日目は午後、初日午後スタートだった組は2日目は午前スタートになるという組み方です。
長い一日の中で、午前と午後では同条件のラウンドになるとは言えません。
そこで選手間の不公平性をなくすために、ほとんどの大会で予選はこうした組み方がされています。
それでは午前中のスタートと午後になってからのスタートと、どちらの方が有利なのか2日間の平均スコアから見てみましょう。
ということで、ホールアウトした全97人の2日間のスコアを集計してみました。(マーク・リーシュマンが初日スタート前に棄権)
午前スタート | 午後スタート | |
初日 | 73.74 | 73.09 |
2日目 | 73.26 | 72.14 |
初日、2日目いずれも午後スタートの方がスコアが良くなっています。
2日目に至っては1打以上平均スコアが変わっています。
仮説ではありますが、オーガスタほどの高速グリーンになると、当然グリーンの芝も短く刈ってあります。
その芝が午後になって伸びることで、よりグリーンが止まりやすくなるのでしょう。
2日間を通して風は穏やかでしたので、グリーンのスピードというものが、スコアに大きく影響を与えたことが分かります。
決勝ラウンドの2日間は、前日までのスコアの悪い順にスタートします。
ということは上位ほどいいスコアが出やすくなっていることになり、大逆転は出づらいとも言えます。
とはいえ1986年には、最終組から1時間近く前にスタートしたジャック・ニクラウスが65というスコアで大逆転を果たしています。
スピースもまだまだセーフティリードとは言えないはず。
残り2日間も我々は寝不足と戦いましょう。