「ゴルフを始めたけど、スイングの基本がわからない」という方が多いと思います。
特に女性は男性よりも柔軟性に優れているので有利に働くポイントや、非力だからこそ注意すべきポイントをご紹介します。
1
グリップ
握力が弱い人はオーバーラッピングがおススメ！
グリップには左手の人差し指と右手の小指を絡めるインターロッキングや野球のバットを握る形のベースボールグリップなど様々ありますが、握力の弱い女性は「オーバーラッピング」をおすすめします。
写真のように右手の小指を左手の人差し指、中指の間にひっかけるように握るグリップになります。両手の一体感が生まれ、スイングの基本である左手主導でスイングできるグリップなのでまずは「オーバーラッピング」からスタートすることをおすすめします。
2
アドレス
クローズスタンスでボールを捕まえて飛ばすアドレスがおススメ！
スタンスはご自身の肩幅を目安に足を広げましょう。自分に合ったスタンス幅とってスイングすることでフィニッシュまでバランスよく振り抜くことができます。
また、スタンスの向きはややクローズスタンスで構えるとつかまったボールが打つことができ、飛距離が伸びます。ここで注意点ですが、肩と腰の向きは目標に対してスクエアに構えることを意識しましょう。
3
テークバック
スローモーションのようにゆっくり大きくクラブを上げるイメージでトップを作る
手だけでクラブを上げたり、勢いよくスピードをつけてテークバックする方が多いですが、スイングアーク（スイングの大きさ）が小さくなり飛距離のロスにつながります。
コツは自分が思っている以上にゆっくり上げることで自然と体全体の筋力を使ってテークバックすることができます。ボールの行方や飛距離は気にせず、スローモーションをイメージしてスイングしてみましょう。
4
トップ
オーバースイングにならないようコンパクトなトップを意識する
女性は身体が柔らかい人が多く、オーバースイングになりやすい傾向にあります。
ポイントはトップは手元が耳元まで上がって時点で切り返すイメージを持つことでトップがコンパクトになり、ミート率が向上します。
それでもオーバースイング気味になる場合は、下半身の回転を止めることでオーバースイングは抑制されます。
5
ダウンスイング
「下半身リード」よりも「腕をしっかる振る」ことを意識しよう！
よく、「下半身リードでスイング」するようレッスンを受けることが多いと思いますが、非力な女性ゴルファーが意識するとかえって飛距離ロスに繋がるケースがあります。
方向性が多少ブレる可能性はありますが、腕をしっかり使ったスイングをすることで飛距離アップにつながります。
練習方法の1つとして、足を揃えて一軸の状態でスイングして腕を使う感覚を養いましょう。
6
切り返しのタイミング
一度、トップで止まってからスイングしてみよう！
上体の筋力が弱いとクラブの重さに負けて振り遅れのミスが多くなります。そのため、トップで意図的に止まって切り返しのタイミングをつかむことでバランスよくスイングすることができます。慣れてきたら徐々に普段通りのタイミングでスイングしてみましょう。
飛距離アップの秘訣
誰でも簡単にできる飛ばしのドリル！
ヘッドスピードアップで飛距離を伸ばす練習方法
ゆっくり連続素振りをすることでスイングのリズムをつかむ
スイングの形にこだわりすぎると、クラブヘッドを走らせる感覚が無くなり、飛距離ロスにつながります。そこで、アドレスを作らず、トップ・フィニッシュを繰り返して連続素振りをすることでヘッドを走らせる感覚を掴むことができます。
力加減は5割～6割程度で、脱力した状態でスイングすることでよりヘッドを走らせる感覚がつかめるのでぜひやってみてください！
ドローボールで飛距離アップ
テークバックで左手の甲を下に向けるイメージでスイング
スライスで悩んでいる方におすすめのドリルになります。初心者の女性に多くありがちなミスは、テークバックでフェース面が開いてしまい、スライスになってしまうケースがあります。原因はフェース面をコントロールする筋力がすくないため、ヘッドの重さに負けてフェース面が開いてしまします。改善方法の1つとして左手だけでテークバックし、グローブのベルト部分を地面に向けた状態でクラブを上げるよう意識してみましょう。
最初は慣れないので気持ち悪いですが、素振りで繰り返すことでフェース面が安定してボールを捕まえる感覚が養われていきます。
