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7月からの出場権をほぼ手中 濱田茉優がタイで行った一風変わった練習とは？

＜ダイキンオーキッドレディス 最終日◇4日◇琉球GC(6,558ヤード・パー72)＞
上位フィニッシュに手応えと安どの表情を見せた。「ダイキンオーキッドレディス」最終日、昨年賞金ランク52位で前半戦の出場権を獲得した濱田茉優が「67」をたたき出し、トータル7アンダーの3位タイ。427万5000円を獲得し、第一回リランキングでの出場権をほぼ手中にした。
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「ショットが良かったですね」と出だしの1番からピンに絡めてバーディ発進。それ以降も4つのバーディは全て3m以内。切れ味鋭いアイアンを武器に安定したゴルフで2017年の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」以来2度目のトップ3フィニッシュ。「スタートダッシュを決められて良かった」と笑顔を見せた。
良い状態で入れたのは1月下旬から行ったタイ合宿の成果だという。「ハーフショットなどの基礎的な練習が多かったのですが、調子が上がって自分のモチベーションも上がり手ごたえもありました」。そう話すタイ合宿では一風変わった練習も。
それは車での移動で「カーナビを使わないこと」。濱田のコーチを務める井上忠久氏によると「地図を見ずに景色などを頼りにすることで、空間認識能力が高まります。これはあまり女子プロゴルファーが強くない部分。空間認識能力を高めることで、目で見た距離感やイメージが良くなります」とその意図を説明。上位フィニッシュにはスイングの技術が上がったのはもちろん、こういった距離感の強化もあったのだろう。
9月まで出場権を手にし、さらなる目標に向かって突き進む。「楽しみなシーズンです。これからもっと頑張って初優勝、そして最終戦に出られるように頑張ります」。昨年、あと約100万円足りずにシードに届かず悔しい思いをした22歳が、南国の地で大きく羽ばたく準備へと入った。（文・秋田義和）

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