<バンク・オブ・ホープ・ファウンダーズ・カップ 3日目◇17日◇ワイルドファイアGC(6,679ヤード・パー72)>
この日の内容は1イーグル・4バーディ・4ボギーの「70」。米国女子ツアー「バンク・オブ・ホープ・ファウンダーズ・カップ」の第3ラウンドをトータル5アンダー・39位タイでフィニッシュした上原彩子は「全然安定していない」とため息をついた。
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前半では2バーディ・1ボギーと安定感を見せ、「いいパットが入ってくれて、流れ的にはよかった」。だが、その流れは後半から一変する。
11番ではティショットをバンカーに入れてしまい、2打目をレイアップ。すると、残り91ヤード地点から50度のウェッジで放った1打がカップイン。このホールをイーグルとし、一気に6アンダーまでスコアを伸ばす。
しかし、その後12番・13番と連続ボギーを喫すると、15番、17番とバーディを奪って迎えた最終ホールをボギーフィニッシュ。安定していた前半とは打って変わり、後半は出入りの激しいゴルフに終始してスコアを伸ばしきれなかった。
「ショットの感覚がよくない。自分のイメージと合ってくれたら、もっと気持ちよくプレーできる」。その中でもスコアを作れていることについては、「1個目のバーディもチップインイーグルもそうですが、(ショットの)感覚が出てなくてもスコアが作れる時もある。(逆に)めちゃくちゃ感覚がよくても予選落ちしたりすることもある。本当に不思議なスポーツ(笑)」と、苦笑いするしかなかった。
この日にオーバーパーを叩いたのは、72人中14人のみ。伸ばし合いの様相を呈してきた最終日、上位に食い込むためにはビッグスコアが求められる。「スコアを作るのはパッティングなので、そこが一番大きい。それからシーズンは長いので、ちょっとでも(ショットの)感覚がもどるように。その中でもスコアを伸ばしていきたい」。今季はまだ始まったばかり。いつか来る優勝争いのチャンスを見据えつつ、まずは明日の戦いに全力を尽くす。
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