<スタジオアリス女子オープン練習日◇4日◇花屋敷ゴルフ倶楽部よかわコース (6,332ヤード・パー72)>
今季5戦を終了して日本選手が優勝したのは、鈴木愛の1勝(Tポイントレディス)のみ。海外勢の後塵を拝す形となっているが、当然、どの選手も悔しい思いをしている。そこで、昨年の「THE QUEENS presented by KOWA」で日本チームの主将を務め、見事優勝に導いた成田美寿々にどう思っているのか聞いてみた。
【写真】美人女子プロ4人組 みんな仲良しです
「私たち日本選手が優勝できれば、もっと盛り上がるとは思います。その先陣を切るのが自分でありたかったんですけどね…」
今季は4試合に出場してすべて予選を通過しているものの、最高順位は「ヨコハマタイヤ PRGRレディス」での5位タイ。思うように成績を伸ばせない理由は、100ヤード以内の精度にあるという。
「例えば、申ジエさんが100ヤード以内から2打で上がった回数が8回あったとすれば、私は3回しかない。3メートル以内につけることはできても、ジエさんのように1.5メートル以内につける回数が少ないんですよね」
100ヤード以内では50度、56度、60度のウェッジを使用する。それぞれフルショットで100ヤード、85ヤード、70ヤードの距離だというが、問題はその間の距離を打つときだ。どうしても自分のイメージと実際の距離とに誤差が出る。少しでもその精度を上げるため、練習場では弾道測定器のトラックマンを使用し、誤差を埋めるように努力しているという。その結果、徐々に狙った距離を打てるようになってきた。
「なんとか4月中に優勝して、自分が日本選手の起爆剤になりたいですね」
と、引き締まった表情を見せた成田。4月中とはいわず、ぜひ今大会で勝利を手にしてほしいものだ。(文・山西英希)
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