<スタジオアリス女子オープン 2日目◇7日◇花屋敷ゴルフ倶楽部よかわコース (6,332ヤード・パー72)>
主催者推薦選考会をトップで通過した高校3年生の17歳・安田祐香が、この日のベストスコアタイとなる「67」をマークし、トータル1アンダーで41位タイから3位タイにまで浮上した。
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「昨日は9ホールしか消化できず、その時点では5オーバーだったんです。今日スタートするときには、まさかこんなスコアで上がれるとは考えてもみませんでした」
悪天候の影響で順延となった初日の残り9ホールを1アンダーで終えると、続く第2ラウンドでは5バーディ・ノーボギーのゴルフを展開。予選通過を目標にラウンドしていたが、気づけばスコアボードの上位に名前を刻んでいた。
安田のゴルフで特筆すべきはグリーンを狙うショットの安定感だ。第2ラウンドでグリーンを外したのはわずかに2回。トータルでも36ホール中29ホールでパーオンしている。この数字はなんと出場選手中1位で、2位が単独首位に立つ鈴木愛の27ホールだった。ショートアイアンが得意だと語っていたが、その言葉通り、5つのバーディのうち、4つが8番アイアン以下のクラブで3メートル以内に寄せて奪ったものだ。
これで昨年の3試合も含めると、ツアー競技に4試合出場し、予選通過率が10割。難しいコースセッティングにも対応できるだけの力を持っている証拠だろう。首位の鈴木とは7打差あるだけに逆転優勝は難しいが、アマチュアではトップの成績。11位タイにつけるアマ・西村優菜とは2打差だが、ベストアマのタイトルは十分狙える位置だ。
それでも、「今日いいスコアが出た分、明日はスコアが伸びないと思います。まずはピンチを迎えても、しっかりとリカバリーすることを目標に頑張りたいです」。17歳とは思えない冷静さで自分のゴルフを分析していた。(文・山西英希)
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