「1日5つバーディを獲る」。今季の目標をそう断言した石川遼。国内男子ツアーの2018年シーズンが開幕して5戦が終了したが、実際にどれだけのバーディを奪ったのか。
【石川遼・連続写真】2017年とどう変わった?正面・後方の2018年最新スイング
まず、国内復帰戦となった昨年10月の「日本オープン」からの1日平均バーディ数を見てみよう。
<2017年>
・日本オープン…2個(※合計4個)
・ブリヂストンオープン…1.5個(※合計3個)
・マイナビABCチャンピオンシップ…3.5個(※合計7個)
・HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP…3.5個(※合計7個)
・三井住友VISA太平洋マスターズ…1個(※合計2個)
・ダンロップフェニックス…3.75個(合計15個)
・カシオワールドオープン…4.5個(合計18個)
<2018年>
・SMBCシンガポールオープン…5.25個(合計21個)
・レオパレス21ミャンマーオープン…4個(※合計8個)
・東建ホームメイトカップ…4.25個(合計17個)
・パナソニックオープン…4.75個(合計19個)
・中日クラウンズ…4.25個(合計17個)
(※は予選落ちのため2日間の合計)
復帰後はなかなかバーディ数が伸びない試合が続いたが、2位タイに入った「カシオワールドオープン」では合計18個で大会3位タイを記録。今季開幕戦の「SMBCシンガポールオープン」では、大会4日間のバーディ数1位に輝いた。その後「東建ホームメイトカップ」から3試合連続でバーディ数はトップ10入りを果たしている。
先週の「中日クラウンズ」では、優勝したY・E・ヤン(韓国)の15個を超える17個のバーディを奪取。にもかかわらず28位タイの結果に終わったのは、バーディと同じくらいのボギー&ダブルボギーをたたいているためだ。中日クラウンズの合計ボギー数は12個。18番のバンカーにつかまって2日連続たたいたダブルボギーを加えて「+16」と、バーディを相殺する勢いだ。最下位選手の合計ボギーが18個。バーディ数はトップ選手なみだが、最下位選手とそう変わらないボギーをたたいていることになる。
今季5試合の合計バーディ数は82個で、ツアー1位に立っている。一方、5試合でたたいたボギーは42、ダブルボギーが10であわせて「+62」。石川遼のバーディラッシュはもちろん、ボギーの数がどう変わっていくのかにも注目だ。
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