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「すぐ勝たれるツアーではいけない」鈴木愛、韓国賞金女王のトップ浮上に警鐘

＜ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 2日目◇4日◇茨城ゴルフ倶楽部 西コース（6,715ヤード・パー72）＞
「下手くそだな、ということです」。上がり2ホールでの連続ボギーに厳しい言葉を発した鈴木愛だったが、6バーディ・3ボギーの「69」とスコアを3つ伸ばし、トータル3アンダーの2位に浮上。3度目のメジャー制覇へ、好位置で決勝にコマを進めた。

それでも表情はなお厳しい。トップにいるのが日本初参戦のイ・ジョンウン6（韓国）だからだ。昨年の4大ツアー対抗戦で戦い、「全てが上手い。クラッチパットもバンバン入れてきて勝負強い」と、韓国ツアーの賞金女王の実力は分かっている上で警鐘を鳴らす。
「日本ツアー初参戦ですぐに勝たれるようなツアーではダメだと思います。実力以上のものを発揮してでも止めないと。対抗する選手がもっといないと。練習量が少ないのかな。これだけの数の選手が出場していて勝たれるようではダメ」
もちろん「止めるのは自分」という自負はある。「勝負は最終日。明日は無理に追いつこうとせず、ジワリといこうかと。集中力を温存して、最終日で一気にいきたい」。明日は最終組で直接対決。日本総大将の目が一段と鋭さを増した。（文・秋田義和）
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