<日本プロゴルフ選手権大会 2日目◇11日◇房総カントリークラブ 房総ゴルフ場(7,324ヤード・パー72)>
初日、3アンダーで8位発進を飾った稲森佑貴だが、ピンポジションが難しくなった2日目は我慢のゴルフで1アンダー。対応力の高さを見せ、トータル4アンダーで好位置につけた。
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2011年、高校2年生のときにプロテストに合格した稲森は、2012年のチャレンジツアー「PGA・JGTOチャレンジカップ II in 房総」で5アンダーの26位タイ。翌2013年の同大会では、3日間でトータル13アンダーをマークし、優勝こそ逃したものの2位タイに入っている。会場は今大会と同じ房総カントリークラブ房総ゴルフ場だった。
「だから得意? いえいえ、改造されて昔よりも距離が長くなっているし、今日も何とかなったという感じです。以前は3日間で10アンダー以上いきましたから、まったく違いますよ」
稲森にいわせれば決して房総が得意なわけではなく、むしろこういったシチュエーションや展開が好きなのだという。
「ラフは長く、グリーンも硬く、おまけに今日は少し風が吹いていた。でも、決して嫌いじゃないんです。みんながポンポンとスコアを伸ばしてくるよりは、我慢合戦のほうがいい。コースにいじめられるのが好きなんですよ(笑)」
確かに2日目はチャンスをじっと待つゴルフだった。
「アンダーで回れただけでもOKですね、今日は。ただ、明日からはいくところはいかないといけない。房総には懐かしくも悔しい記憶がある。だから勝ちたいですね」
思い出の地でツアー初勝利を誓った。
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