<ニトリレディス 3日目◇26日◇小樽カントリー倶楽部(6,548ヤード・パー72)>
ムービングデーを迎えた「ニトリレディス」。ベイブ・リュウ(台湾)がトーナメントコースレコードとなる“64”を叩きだすなどビッグスコアが飛び出す中、39位タイから出た三ヶ島かなもスコアを4つ伸ばし、トータル2アンダーの15位タイに浮上した。
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難コース・小樽カントリー倶楽部を攻略するうえで、三ヶ島が掲げたテーマが「ホールアウトまでイライラしないこと」。そこで役立ったのが応援しているプロ野球チーム、横浜DeNAベイスターズのアレコレだという。
ベイスターズは現在4連勝中(8月25日の試合終了時点)と好調で「私も頑張ろう、という気持ちになる」と三ヶ島。中でも22日(火)からのセリーグ首位・広島東洋カープとの3連戦では、球団としては57年ぶりとなる3試合連続サヨナラ勝ちを決めており、普段からネット中継やネットで速報を見ている三ヶ島はそこから「最後まで諦めない」姿勢を選手達から学んだ。「頑張っていれば、最後に良いことが起きるかもしれない」。
そんな“ベイスターズ魂”が三ヶ島に乗り移ったのは第2ラウンド。INから出て5番を終了した時点ではトータル5オーバー。カットラインを下回っていたが、そこから決して易しくない小樽の4ホールで3バーディを奪取。土壇場で予選突破を決めるあたりは、ラミレス監督風に言えば「シンジラレナイ!」といったところか。
もう1つのベイスターズ流“腹を立てないおまじない”は、ラウンド中に4番・筒香嘉智の応援歌を頭の中で歌うこと。「イライラしそうになったらすぐ頭で流します。そうすると心が落ち着くんです」。ちなみに応援歌の出だしは『横浜の空高く ホームランかっ飛ばせ筒香』というもの。そこに自分を重ねて『小樽の空高く…』、と替え歌まではさすがにしないらしい。
最後に監督であるラミレスの存在も忘れてはいけないらしい。試合中継を見るときは監督インタビューまで逃さず見ると言い、「ラミレス監督の言葉はすごく前向きになれます。“明日は明日の風が吹く”的な感じですかね。“やってることは間違ってないから頑張ります”と話していた時は、不調だった自分とシンクロして涙が出そうになりました」とのこと。
以上のように、目を輝かせてベイスターズ愛を語ってくれた。何よりも、ツアー転戦する中で“気分転換できる存在”が心にあるということが、三ヶ島の心を支えてくれているのかも知れない。
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