<日本プロゴルフ選手権大会 3日目◇12日◇房総カントリークラブ 房総ゴルフ場(7,324ヤード・パー72)>
大会連覇を狙う昨年の賞金王がOBで大きく後退した。
【写真】疲れ切った表情で腰に手をあてる宮里
首位と2打差の2位タイから出た宮里優作は、この日12番までに2つスコアを伸ばし、トータル6アンダー・単独首位に浮上。連覇へ大きく前進するかに思われたが、17番パー4でティショットを右に曲げOBとすると、その後もよらず入らずで費やした打数は“8”。痛恨のダブルパーでトータル2アンダー、首位と4打差の7位タイに後退となった。
17番は「3番ウッドでも良かったかな」と首をかしげた宮里。この日は昨日よりもティショットが安定、「昨日から修正できたけど、あの一発だけですね」と唇をかんだ。
明日は4打差を追いかける展開に。「かなり厳しいですね。1〜2打差だったらなんとかなったかもしれませんが。難しいゴルフ、余裕のないゴルフになりますね」。難易度が高めに設定されるであろう最終日のピンポジションに、攻めていかなくてはならない。リスクを恐れず、バーディを狙いにいかなければ、勝ち星はつかめない。
現在、宮里は世界ランキング60位。6月に開催される海外メジャー「全米オープン」出場権獲得の当落線上にいる。この大会でも上位でフィニッシュし、少しでもランクを上げたいところ。「ちょっとでも上にいきたい」と宮里。そのためにはメジャーの難コースに臆せず立ち向かうのみだ。(文・小路友博)
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