<マイヤーLPGAクラシック 2日目◇15日◇ブライズフィールドCC(6624ヤード・パー72)>
米国の地で2週連続の優勝争いだ。「マイヤーLPGAクラシック」2日目が行われ、首位と4打差の10位タイから出た横峯さくらが、8バーディ・ノーボギーの「64」をマーク。トータル12アンダー、トップから1打差の2位タイで決勝ラウンドに駒を進めた。
【動画】先週の横峯さくら「61」のラウンドをプレーバック!
先週の「ショップライトLPGAクラシック」最終日に「61」を出した横峯が、「すごく良いラウンドだった」と自画自賛の18ホールでこの日もリーダーボードを駆け上がった。
10番からスタートすると、11番で2メートル、12番で8メートルのバーディパットを連取。さらに15番から3連続のバーディチャンスをきっちりと決め、前半だけで5つスコアを伸ばした。「15番はティショットが難しいのでフェアウェイにあってよかった。3.5メートルのバーディパットが決まって、良い流れが作れた」と勢いを加速させ、後半に入っても3バーディをゲット。さらにノーボギーと圧巻のプレーを披露した。
好調の理由について聞かれた横峯は、「去年まで気になっていたバンカーが気にならないくらいドライバーの飛距離が伸びたことが、一番の要因だと思う」と分析。「オフに頑張ってトレーニングしたものが、こうやって結果になって表れてくるとやり甲斐がある」と練習の成果がスコアメイクに繋がっていることを喜んだ。
また先週の優勝争いも、横峯に大きな影響を与える。「ショップライト前までは、ウォルマート(NWアーカンソー選手権)のマンデー(トーナメント)に行かなければいけないとか、何が何でも一つでも上に行かないといけないとか、色々考えていた」と出場権が確定しないがゆえのプレッシャーを抱えていた。しかし、「2位に入れたので、ウォルマート後のリシャッフルで(優先順位が上がり)後半戦に出られそうなので、すごくよかった」と重荷が外れ、プレーに集中する状態を作ることに繋がった。
明日以降の戦いは、念願の米初優勝も視野に入る。しかし本人は「優勝と言う言葉はまだ早い。明日、明後日と1ホール1ホール大切にしていきたい」と慎重にプレーを続ける気持ちを口にした。今週も夫の森川陽太郎氏がキャディを務め、夫婦二人三脚で戦いに臨んでいる。心身ともに充実した状態で、横峯が自らの真価を発揮する。
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