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【小川淳子の女子ツアーリポート“光と影”】小林浩美会長は、全米シニア女子オープン出場を今後に生かす使命を帯びている

全米シニア女子オープンで得たものをこの先、日本女子プロゴルフ協会(LPGA)会長、小林浩美がどれだけ日本で生かすことができるのか。
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先週、米国イリノイ州のシカゴGCで行われた第1回「全米シニア女子オープン」は、ローラ・デービース(イングランド)の圧勝で幕を下ろした。地元、欧州ツアーを中心に54歳の今も現役でプレーしているだけあって、2位に10打差の圧勝だった。小林は、残念ながら予選落ち。多忙な会長職にあって、毎週のプロアマ戦にアマチュア枠で出場する“接待ゴルフ”中心の生活で練習もままならないのでは、さもありなん。だが、小林には選手としてプレーするだけでなく、現地に行くことで得られる情報をフィードバックするという大きな使命がある。
小林について、LPGAはオフィシャルウェブサイトで出場を伝えるとともに、こんなコメントを掲載していた。「(前略)第1回世界のシニアメジャー大会へ出場できることは、ゴルフ人生の喜び、精一杯プレーをしてまいります。日本のレジェンズツアー、アマチュア女子のシニア層へ、ゴルフの普及拡大の一助となれば幸いです」。コメント前半の略した部分には、大会出場のため日本を留守にする間のツアースポンサー、サマンサタバサとセンチュリー21、そしてステップ・アップ・ツアースポンサーの全日空(ANA)への感謝が述べられている。
この言葉を将来、実現させるために、小林は、これから何をするのだろうか。全米シニア女子オープンという大会が行われるに至った経緯や、ゴルフ界が一体となってゴルフ普及に取り組む米国の取り組みをしっかり見てきていることを祈りたい。さらに、女子プロたちが置かれた現状、ツアーの努力、グローバル化への道のり、シニアだけでなく女子ゴルファーへの普及活動、情報のディスクローズなど、吸収すべきことは限りなくある。
日本の女子ツアーは、毎週試合が行われ、賞金額も上がり続けるなど、盛況が続いている。だが、その一方で、規定の不備やQT制度変更による門戸の狭小化などの問題も抱えている。スポンサー依存の体質も相変わらずだ。それぞれの打開策を長い目で見てどう考え、解決していくか。その糸口をつかむ絶好の機会を今後に生かせるのだろうか。
小林は、生涯獲得賞金150位以内の資格での本戦出場だったが、同じ出場資格の岡本綾子と、1977年「全米女子プロゴルフ選手権」優勝での出場資格があった樋口久子はそれぞれ辞退。代わりに、最終予選を突破した斉藤裕子、下條江理子、志村香織のプロ3人と、アマチュアの中田朱美カヤットが出場。斉藤、下條は予選を通過し、斉藤は5位に入る活躍を見せている。
“オープン”の名のとおり、門戸は万人に開かれており、ハンディキャップインデックス7.4以下のアマチュア、それぞれが第1回のメジャーの舞台に立つという夢を果たしたわけだ。
しかし、LPGAは、小林以外の選手については、出場したことすらPRしていない。アマチュアの中田はさておき、他の3人はLPGA会員であり、斉藤はトップ5に入っているにもかかわらず、だ。広報という点では、ロクに学べていないことがよくわかる。
今回の出場選手を見ると、小林が米ツアーで戦った時代の仲間たちの名前がずらりと並ぶ。LPGA会長の肩書きで、大会主催のUSGA(全米ゴルフ協会)関係者と話したり、ツアー関係者から情報を集めると同時に、昔の仲間たちとの会話で得られたものも多いはずだ。
小林会長は、これらを生かして、今後、日本で女子ゴルフの世界をさらに発展させることができるのだろうか。現状に甘んじることなく、10年、20年、50年先を見据えていく覚悟で、臨む必要がある。(文・小川淳子)

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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