<WGC-ブリヂストン招待 最終日◇5日◇ファイアーストーンCC(7,400ヤード・パー70)>
「WGC-ブリヂストン招待」の最終ラウンドは、14アンダー・単独首位から出たジャスティン・トーマス(米国)が、トータル15アンダーにスコアを伸ばし、ツアー9勝目。世界ゴルフ選手権シリーズ制覇は自身初となり、2位に4打差をつける圧勝だった。
【連続写真】WGCで激写 これがJ・トーマスの最新スイング
スコアは1打伸ばすにとどまったが、“豪打”で何度も観客を魅了した。8番で363ヤード、9番で350ヤード、そして優勝が決定的となっていた18番ホールでもマン振りのビッグドライブを披露。464ヤードのパー4では、トーマスが一閃したドライバーショットが、393ヤード先に到達していた。
この派手なパフォーマンスから、会見では米国記者からも、6月の「全米オープン」で切り替えた新エース・タイトリスト『TS3 ドライバー』の感触、手ごたえを得た過程や時期について、質問が飛んだ。トーマスの回答は…
「新しいタイトリスト『TS3』はすぐに好きになったよ。ボール初速が少し上がったんだ。僕はボールをカットするのが好きだけど、長い間、ドライバーでトゥ寄りに当たることと格闘してきた。カット軌道でトゥ寄りに当たると、余計に左に行くから、最もやってはいけないことなんだけど、僕らは“なんでそんなことが起こるのか?”と考えてきたし、あらゆることを試してきた。結局は僕のスイングのせいなんだけど、いまはテクノロジーであらゆることを変化させることが可能なんだ。
(6月下旬の)「HNAフランスオープン」でも、タイトリストとともに調整を行い、その後の「全英オープン」では結果が出なかったけど、彼らはシャフトを1/8インチ短くしてくれたり、重量を調節したりと作業をしてくれた。彼らが何をしたかは分からない。でも、大きな違いがもたらされたんだ。(完成したクラブでは)フェースセンターでボールを捉え、本当に上手く打つことができた。
僕はそのような感覚をしばらくの間持っていなかったからね。良い感覚を持てているときは、(最終日の)8番、9番、18番ホールのように、可能な限り力強く振っていける。このフィーリングは、まさに僕が求めていた、“快適で信頼できるもの”だから」(ジャスティン・トーマス)
…と快適なフィーリングを取り戻したことを喜んでいたトーマス。昨季の再来ではないが、「全米プロゴルフ選手権」を前に、超攻撃型スタイルを持つ“暴走機関車トーマス”が臨戦態勢に入った。この勢いのまま、全米プロ連覇を果たすか。
【ジャスティン・トーマスの優勝セッティング(WITB=Whats in the Bag)】
1W:タイトリスト TS3(9.5°、ディアマナBF60TX)
3W:タイトリスト TS3(15°)
5W:タイトリスト 915Fd(19度)
4I:タイトリスト 718 AP2
5I〜9I:タイトリスト 718 MB フォージド
PW:タイトリスト ボーケイ SM6(46°)
AW:タイトリスト ボーケイ SM5(52°)
A,SW:タイトリスト ボーケイ SM6(56,60.5°)
P :スコッティキャメロン X5プロトタイプ
BALL:タイトリスト PRO V1x
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