<NEC軽井沢72ゴルフトーナメント事前情報◇9日◇軽井沢72ゴルフ北コース(6,655ヤード・パー72)>
先週の「北海道meijiカップ」で今季初優勝を飾った福田真未。優勝賞金1620万円を上乗せし、賞金ランキングを8位にまで上げた。彼女の原動力となっているのが、『ヤマハRMX118アイアン』だ。その中でも9番アイアンはここ一番でピンをデッドに狙いたいというときに、その威力をいかんなく発揮してきた。
【写真】これが福田真未の相棒・ヤマハRMX118アイアンだ
「(北海道meijiカップ)最終日の11番パー4でバーディを奪ったのですが、残り142ヤードから50センチのベタピンにつけたんです。本来なら8番アイアンの距離ですが、フォローで左足下がりだったこともあり、9番を選択しました。このホールでバーディを奪ったことで、精神的にも優位に立ち、そのまま逃げ切ることができました」(福田)
このアイアンの特徴はなんといってもソールにある。アクティブソールといわれるもので、トウとヒールのラウンドを強くしたシェイプとリーディングエッジ側のバンスを広く強くしている。分かりやすくいえば、エッジ側のソールを少し削った形にしたことで、抜けのよさを実現しているのだ。
「北海道の粘り強い洋芝でもヘッドが抜けてくれましたからね。その分、ショットが簡単になるので、安心してボールを打てました」
福田がショートアイアンに求めるものは方向性と距離感だが、そのどちらも備えているのがこの9番アイアンだという。開幕戦からこのアイアンを使っているが、同じ洋芝のコースで開催された「ニッポンハムレディス」でも7位タイに入っている。ちなみに、今大会の開催コースである軽井沢72ゴルフ北コースも洋芝を採用しているため、コースに対するイメージはかなりいいらしい。
「今度は4日間競技でも優勝できるように頑張りたいですね」という福田。その目は秋口の国内メジャーにしっかりと照準を合わせていた。(文・山西英希)
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