<日本ジュニアゴルフ選手権競技 2日目◇16日◇霞ヶ関CC、男子(西コース6775ヤード・パー70)、女子(東コース6456ヤード・パー71)>
昨年大会の悔しさを晴らすべく、政田夢乃が粘りを見せた。初日に「66」をマークして、首位と1打差・2位で迎えた「日本ジュニア」2日目。「昨日よりはいいショットが打てていたんですが、パターが入らなくて伸ばせませんでした。ラインが全然読めなくて」と苦戦したものの、2バーディ・2ボギーのイーブンパーと持ちこたえた。トータル5アンダーは首位タイ。リベンジの最終日を迎える。
【写真】政田夢乃が初日に見せたこの笑顔!
昨年は首位と5打差の3位で最終日に臨んだが、「77」とスコアを崩して優勝を逃した。今年はさらに優勝に近い位置でラスト1日を迎えるが、昨年の悔しさがあるだけに、今日はできるだけ伸ばしたかった。
チャンスにつけても入らないパターにいらだちが募るが、同組の大田紗羅が緩和剤となってくれた。「ゴルフを初めてから、1番最初にできた友達」という大田とは、小学校1年生からの付き合い。大田との何気ない会話のおかげで気持ちの切り替えができ、ラウンド中も楽しげな笑顔をのぞかせていた。
気になる話題はというと、「いつも冬に大田さんの家でゴルフをさせてもらっているので、今年どうする?って(笑)」。北海道出身の政田は、冬になると福島県にある大田の実家に行っては、近くのゴルフ場でラウンド練習を行っているという。
幼なじみとのラウンドで、気持ちを乱すことなく自分のプレーに集中。「優勝はしたいけど、優勝だけに意識しすぎず。本来の自分らしいプレーで、明日はアンダーで回れたらと思います」。このまま日本ジュニア初タイトルが獲得できれば、今年は例年よりも楽しい冬が過ごせそうだ。(文・谷口愛純)
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