<CTBCレディスオープン 最終日◇1日◇東華ゴルフ&CC>
台湾女子ツアー2勝目はお預けとなった。「CTBCレディスオープン」最終日。単独首位でスタートした脇元華はスコアを1つ落とし、トータル6アンダーの2位タイ。同組で回った台湾ナンバー1のテレサ・ルーには勝ったものの、優勝に1打足りず悔しさをにじませた。
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初日6アンダーで飛び出したが、2日目は1アンダーと伸ばしきれずに終わり、この日は上位陣がスコアメイクに苦しむなかで、脇元も苦戦した。3番でボギーが先行。折り返した10番で初バーディを奪ったが、14番をボギーとし、終わってみれば優勝したチョンラダ・チャヤヌン(タイ)に逆転を許した。
「今日はすべてフックの下りに負けました」と、グリーン上の戦いを振り返った。日本とは違う強烈なコーライ芝に最後まで合わせることができなかった。「コーライグリーンの勉強がたくさん必要です」と反省を口にしたが、台湾ツアー4戦で優勝1回、2位1回は当然ながら日本勢でトップの成績だ。
「みな伸ばせない日に、あと少し頑張れたらと思うと悔しいです。絶対に勝てた試合でした」とした脇元。初日も6アンダーとはいえ、「チャンスはもっとあった」と振り返るなど、台湾ツアーでの戦いではパッティングが大きな課題となった。「グリーンの精度を上げていくのがこれから抜け出るためには必要です」。見えた課題の底上げに努めることを誓う。
「台湾に来て試合をしたら必ず強くなると思います。もう今季は出場する機会がないかもしれませんが、タイミングが合えばぜひ来て、次は勝ちたいです」
プロテスト合格や海外ツアー優勝と、大きな経験を積んできた今年の脇元。「台湾では私のことをすごく知ってもらえて、日本より台湾の方が有名になった気がします」。結果を残した台湾を後にし、自分磨きによりいっそうの取り組みを施し、国内でも結果を残す構えだ。
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