<日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯 2日目◇7日◇小杉カントリークラブ(6,605ヤード・パー72)>
3アンダー・13位タイからスタートした松田鈴英が、3バーディ・3ボギーのパープレーでラウンド。強い雨が降りしきるラウンドをしのぎきり、決勝ラウンド進出を確実にした。
2017年プロテスト1位突破!スーツ姿で認定証を見せる松田鈴英【写真】
「すごい天気が悪いなかイーブンパーで回れたのは本当によかった」とホールアウト後、胸をなでおろした松田。
メジャー仕様のセッティングに、雨でさらにその重みを増したラフについては、「入ったら出すだけ。ボギーを覚悟しながらラウンドしました」と手を焼いた。さらにフェアウェイもランが出ない状況で「セカンドの距離がすごく残ってしまって、パーを獲るのに必死でした」と正直な感想を口にした。
早朝、何とかもちこたえていた空模様が変わったのは、松田が前半5ホールを終えた時点のこと。スタート直後の10、11番で連続バーディを奪うなど、前半2つ伸ばして作った貯金は、後半の2ボギーで吐き出すことになった。しかし、「最初にバーディが来てくれて助かりました」と、初日に作ったアドバンテージまで崩さなかったことに満足の声をあげた。
「雨のラウンドは好きではないですが、落ち着いてマネジメントできていたので、成長している。自分ではよかったと思います」。開催地の小杉CCは昨年の最終プロテスト会場で、松田にとってプロとしての第一歩を踏み出した地だけに、たくましくなった実感を得る一日となった。
「とりあえず4日間できるのは最高。今日みたいに耐えるゴルフができれば上位に入れる気がします」と笑顔を浮かべ、今日よりも悪天候が予想されるムービングデーに向かっていく。(文・間宮輝憲)
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