国内女子ステップ・アップ・ツアー16戦「山陽新聞レディースカップ」が終了。「Skyレディース ABC杯」に続き、今季2勝目を挙げた河本結が賞金ランク首位に浮上した。
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2018年のステップの日程も残り5試合となり、QT免除権をかけた争いは佳境に。ステップは年間賞金女王に『2019年シーズン前半出場権』が与えられ、賞金ランク5位以内にはファイナルQTから(※サードQT免除)、同10位以内にはサードQTから(※セカンドQT免除)の出場権が与えられる。ファイナルQTに出場できれば、少なくとも来季のステップは年間出場権が獲得できるだけに、5位以内=ステップシードといえるが、上位陣は当然“QT免除”となるランク1位を狙っていく。
「山陽新聞レディースカップ」優勝で450万を加算した河本は、10,177,000円でランク1位に。「レギュラーツアーで頑張っている同級生に刺激を与えるために結果を残したい。そのためにステップ賞金女王を目標にしています」と残り5試合のすべてで勝利を挙げる気持ちで挑むと意気込む。
だが、シーズンNO.1の高額大会「Hanasaka Ladies Yanmar Golf Tournament」(優勝540万)を制し、現在2位の上原美希は10,060,259円と首位とはわずかな差。「パナソニックオープンレディース」「カストロールレディース」と2勝を挙げており、現在3位の高木萌衣も30万円差となっているだけに、次戦「中国新聞ちゅーピーレディースカップ」で再び変動する可能性は十分にある。
4位の丹萌乃も9,360,694円と100万差以内。「山陰合同銀行 Duoカードレディース」で初優勝、「山陽新聞レディースカップ」でも8位タイと好調をキープしており、「残り試合すべてでトップ10入りできれば5位以内はキープできる。ですが、1位を狙うにはもう1勝しないといけないと思っています」と、虎視眈々と狙っている。
ステップ優勝者はセカンドQT免除の資格を得るため、すでに1勝以上挙げている選手は5位以内を狙うわけだが、未勝利の選手は10位以内を見据えて戦うことに。年間トップ10回数6度で現在ランク8位の渋野日向子、「山陽新聞レディースカップ」を単独2位で終え、ランク9位に浮上した林菜乃子の2人の新人は、勝利を狙いつつも毎試合10位以内を意識する必要がある。
「山陽新聞レディースカップ」終了時点のステップ賞金ランク上位は以下のとおり。
1位 :河本結(10,177,000円)8試合/2勝 ★
2位 :上原美希(10,060,259円)12試合/1勝
3位 :高木萌衣(9,881,600円)15試合/2勝
4位 :丹萌乃 (9,360,694円)12試合/1勝 ☆
5位 :柳澤美冴(8,192,885円)14試合/1勝
6位 :工藤優海(7,308,857円)13試合1勝 ☆
7位 :リ・エスド(7,071,285円)15試合/1勝
8位 :渋野日向子(6,330,826円)12試合/未勝利 ★
9位 :林菜乃子(6,323,600円)12試合/未勝利 ★
10位:原英莉花(6,300,000円)2試合/2勝 ★
11位:山戸未夢(6,034,625円)13試合/1勝
12位:青山加織(5,433,814円)12試合/未勝利
13位:蛭田みな美(5,137,000円)7試合/1勝
14位:イ・ナリ(5,117,000円)9試合/未勝利
15位:P・チュティチャイ(4,999,057円)14試合/1勝 ☆
★2018年プロテスト合格者、☆TP単年登録者
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