<HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP 最終日◇4日◇PGMゴルフリゾート沖縄(7,270ヤード・パー72)>
片岡大育との接戦を制し、ツアー3勝目を決めたショーン・ノリス(南アフリカ)。片岡が最終18番をバーディで締めてトータル13アンダー・単独首位でホールアウトした。18番でノリスがバーディを獲ればプレーオフ、イーグルならば優勝という状況で、約7mのイーグルチャンスにつけた。
命運が分かれる大一番。「今週はずっとパットの調子がよくて、悩むことはなかった」と、4、5カップ切れると踏んだ下りのフックラインを読み切ってカップイン。沈めた瞬間にキャップを取り、手で顔を覆った。「先週の火曜日に子供が生まれたのと、父が病気だったこともあって、2人のためになにかできたらと強く思っていた」(ノリス)
今季は大幅なギア変更とともに、プレースタイルにも変化を加えていた。昨季の2勝目時は下記のようにALLテーラーメイドだったが、今季から契約フリーでALLキャロウェイに。ドライバーの長さも44インチと短尺化を図った。
「昔は45インチを使って320ヤードとか飛ばしていたけど、今はコントロール重視で280ヤードくらいで狙っていく感じだね。特に今週は風が強いので、よりフェアウェイを外したくない。ボールが上がらないよう、どちらかというと飛距離よりコントロールを重視したんだ」(ノリス)
とはいえ、勝負どころの18番では2オンのイーグル締めと、要所で飛距離が武器になる。3日間の平均飛距離も298.5ヤードの11位と、その言葉とは裏腹に、“遠く離れた家族のために”との強い想いは、思いの外、男に力を与えていた。
【前回優勝時のセッティング(2017年6月)】
1W:テーラーメイド M2(10.5°、スピーダーTR661 X 45.25インチ)
3W:テーラーメイド M2ツアー(13.5°)
2I:テーラーメイド UDIアイアン(18°)
3I〜PW:テーラーメイド P750ツアープロトアイアン
A,SW:テーラーメイド ミルドクラインドウェッジ(52,60°)
PT:ゲリンライフ TWO BARマレット(長尺)
BALL:タイトリスト Pro V1x
【ショーン・ノリス、今回の優勝セッティング】
1W:キャロウェイ ローグ(10.5°PROJECT X HZRDUS 44インチ)
UT:キャロウェイ APEX ユーティリティ(16°)
2U:キャロウェイ X FORGED UT(18°)
3I〜PW:キャロウェイ X FORGEDアイアン
A,SW:キャロウェイ MACK DADDY4ウェッジ(52,60°)
PT:オデッセイ V-LIVEマレット(長尺)
BALL:タイトリスト Pro V1x
<ゴルフ情報ALBA.Net>