<ファーマーズ・インシュランス・オープン 2日目◇25日◇トリーパインズGC(米国カリフォルニア州)>
今季初戦を迎えているタイガー・ウッズ(米国)は、初日と同じくこの日も2アンダーのトータル4アンダー・48位タイにとどまり、首位とは11打差。さすがのウッズでも逆転は厳しい状況だ。
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予選ラウンド2日間はグリーン上で苦しんだ。「いいパットはしているのだが何度もカップをなめて、入らなかった」と、ビッグスコアで上位追撃態勢を敷くはずのプラン遂行とはいかなかった。
そんなフラストレーションのたまるラウンドだったウッズだが、もう一つ気になることがある。12月にオーストラリアで行われる2年に一度の米国選抜タイ欧州を除く世界選抜との対抗戦「プレジデンツカップ」の主将を務めるにあたり、候補選手を今から気にかける必要があるからだ。
米国選抜の一員として同大会へ出場するには、米国男子ツアーにおいて2017年9月11日から今年の「ツアー選手権」までのあいだ獲得したフェデックスカップポイントの上位8人に入る必要がある。残りの4人は主将推薦となるわけだが、ウッズ自身は現在このプレジデンツカップランキングで22位。本格復帰を果たしたのが昨年ということを考えれば、主将兼選手としての出場も十分可能だろう。
それに加え、今の段階から出場が濃厚な選手達のプレーヤータイプやコンディションを知ることも重要な仕事だ。そんなウッズにとって、現在の同ランキング2位につけるザンダー・シャウフェレと同じく6位につけるトニー・フィナウ(ともに米国)とのラウンドは貴重なものになった。
選手としては刺激を受ける存在でありながら、米国チーム期待の若手をじっくりと見るチャンスがあったことで、今後のキャプテンシーにも十分にこの2日間が生きてくる。「トニーとは昨年のライダーカップで一緒だったけど、ザンダーのことはほとんど知らないんだ。できれば、今季はもっと彼と同組になることを願うよ」と、2019年初戦の「セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」を制した若きエース候補に期待を寄せている。
「逆転には36ホールでは足りないね」と、今大会で大きな存在感を見せることは厳しいと自覚するが、自身もランキングで対抗戦出場を目指す大事なシーズンイン。若手に負けない、ウッズらしい派手なプレーをぜひとも見せてもらいたい。
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