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欧米でのルールトラブル経て異例の“明確化” R&AとUSGAが声明発表

キャディをボールの後方に立たせたままスタンスの始動を行ってはいけないとした新ルール。今年の1月1日から効力を発揮しているこのルールが欧州ツアー、米国ツアーで問題となったことを受け、世界のゴルフルールをつかさどるR&AとUSGA(全米ゴルフ協会)が異例となる“明確化”の文章を発表した。
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欧州ツアーの「オメガドバイデザートクラシック」でリー・ハオトン(中国)が、最終日最終ホールのパッティング時において、スタンスをとったあともキャディがボールの後方に立っていたとして、欧州ツアーはペナルティを科した。
翌週の米国男子ツアー「ウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープン」では、デニー・マッカーシー(米国)がスタンスを取り始めた瞬間にボールの後方に立っていたキャディがあわててその場を離れた際に、一度はペナルティが科されたものの、のちにペナルティが取り消されるなど、このルール10-2b(4)の運用が問題視されていた。
ルール10-2b(4)では、選手がスタンスを取り始めた段階でキャディがボールの後方に立つことを禁じていたが、両ケースともに、故意にキャディが立っていたとは言いがたい状況であったため、プレーヤーや関係者らから不信感、不安の声が上がっていた。
このルールは、ゴルフ本来の目的でもあるゴルファーが自身のプレーに責任を持つため、キャディがショットの段階まで飛球方向をアドバイスすることを禁じている。その本来の目的のために厳格に処罰することは理解できるが、ここで問題となっているのは、“故意”かどうかだ。
このほどR&AとUSGAは連名で「明確化に努めた」とし、以下の文章を公表した。
■「ストロークのためにスタンスをとり始める」の持つ意味
一度スタンスを取ったとしても、そこから一度アドレスを外せば、ストロークのためにスタンスを取ったとみなさない。これにより、キャディがボールの飛球線後方に立ってしまっていた場合でも、プレーヤーが一度スタンスをほどくことによって、ペナルティを科すことはない。
■選手がストロークのためにスタンスを取り始めた段階で、キャディが飛球線後方に“故意”に立っていない例
キャディが飛球線後方に立っている場合でも、それが故意ではない場合はこのルールは適用されない。“故意”とはキャディが以下を認識している場合をいう。(1)プレーヤーがストロークに入るためのスタンスに入ろうとしていること。(2)その上で飛球線後方もしくはその周辺に立っていること
これに加え、いくつか“故意”ではないケースも紹介されている。
■プレーヤーがストロークのためにスタンスを開始しているときにキャディが飛球線後方に立っていたとしても、キャディがプレーヤーではなく別の方向を向いていて、気づいていない場合
■プレーヤーがスタンスを取り始めた段階で、キャディが残りヤードを計算していたり、何か別のタスクにかかっている場合
などなど。誤って後方に立ってしまった場合は、このルールは適用されず、ペナルティは科されない。ただし「いかなる場合でも、プレーヤーがスタンスを取り始めたことに気づいた段階で、キャディはすみやかにその場を去ることが求められる」としている。
1月1日のルール改正は、近年では最も大幅な変更を含んでおり、R&AもUSGAも、慣れるまでには時間がかかることは承知の上としているが、今回の件は、上記の声明を見ただけでは、問題がハッキリとクリアになったとはいいがたい。“故意”か“誤って”なのかの判断はだれがするのか。この問題を解決することができれば、今回の文章の通りなのだが…。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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