昨年10月にオープンしたPGMゴルフアカデミー銀座には多くの有名プロが来場している。オフシーズンとなる冬はプロにとっても自由な時間が多く、イベントなどに出席することも多い。
イ・ボミもレッスン会に出席してこの笑顔【写真】
昨年の暮れからこのアカデミーでは、イ・ボミ(韓国)、丸山茂樹、渡邉彩香、稲森佑貴、上田桃子、有村智恵、笠りつ子、木戸愛ら、国内外のトップ選手がイベントやレッスン会を実施している。先週末、そこに深堀圭一郎と横田真一が来場し、アマチュアゴルファーへのレッスン会とシミュレーションゴルフでの対戦を行った。
レッスン会では、ショットとショートゲームに分かれて2人のプロがレッスン。室内ではあるものの、最新のシミュレーターを使うなど、先進的なレッスンは好評を博した。そんな2人の教えのなかで、あることが共通していた。
本来ならゴルフレッスンというのは、長時間をかけてスイング作りを行っていくものだが、即席のレッスン会ということもあって、意識すべき重要なこととして2人が挙げたのは、「バックスイングとフォロースルーの幅は等しい」ことと、「スイング中のリズムは一定」ということだ。
これはショットにもショートゲームにも共通する部分。「バックスイングでゆっくり大きくクラブを上げても、下ろすときは急いでクラブを下ろしてくるアマチュアが多い」と横田は指摘する。クラブの持つ機能やスイング中のヘッドの動きなどを教えつつ、最も基本的なことにレッスンは終始した。
「どこまでクラブを上げて、どの振り幅で振ればどれくらい球が飛ぶか知らないゴルファーが多い」と深堀は指摘する。アプローチでの振り幅ごとの距離を決めて、基準の距離を決めていないゴルファーは意外と多い。打ち方もそうだが、考え方や簡単な決めごと1つでスコアが大きく変わることをあらためて知ったゴルファーも多かったのではないか。
1回限りのレッスンで、トッププロが何を教えるか興味津々だったわけだが、今回はゴルフを27年やっている筆者にとっても、基本に立ち返るいい機会になった。
同アカデミーでは、PGMがサポートする女子プロによるプライベートレッスンなども受けることができ、寒さを感じることなく、じっくりと基本を繰り返すいい場といってもよさそうだ。銀座の一等地で、ゴルフ上達に励むことが、今後のはやりになっていくかもしれない。
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