<ヤマハレディースオープン葛城 初日◇4日◇葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(静岡県)◇6,564ヤード・パー72>
2週連続優勝に向け、河本結が上々のスタートを切った。初日を2バーディ・3ボギーのラウンド。1オーバーながら、10位タイにつけた。
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「前半は流れがよかったのですが、後半に突風が吹いたりボギーがでてしまって…」と本人が振り返るように、ハーフターンまではバーディを1つ先行させた。しかし、ツアー屈指の難コースで後半に2ボギー。それでも、前半17番パー3で微妙な距離を残したパーパットを沈めガッツポーズを見せるなど、ガマンにガマンを重ね、上位に踏みとどまった。「すごくタフで楽しい1日でした。難しいセッティングはワクワクしますね」。考えて、集中して、耐えて、そんなゴルフを満喫している。
この日は昨季賞金女王のアン・ソンジュ(韓国)と、ツアー11勝の成田美寿々というツアー屈指の強者とのラウンド。「私もそういう選手と一緒に回れるようになったんだなと。うれしかったです」と、1勝したことで得られた“効果”に笑みが浮かぶ。
ルーキーの20歳には2人から学ぶことも多かったようで、「アンさんは難しいコンディションでしっかりとアンダーパー。成田さんも、決して調子がよさそうなわけではなかったのに上がった時には(私と)同じスコアでした。お二人のプレーから学ぶことがたくさんありました」と目を輝かせる。そして「まだまだ上には上がいるんだな」、そんなことを再確認する1日になった。
「初めて出る大会で、お二人と回れてすごく幸せでした」と、時に笑いながらのラウンドが結果につながった。「一流選手だからこそ後輩にもギスギスせずに迎え入れてくれる。そういうプロフェッショナルなゴルファーになりたいと思いました」。2人からは開幕前に初優勝を祝福されたようで、幸福感に包まれる1週間を送っている。
「今日は風が吹いたことで、焦りが生まれスイングのリズムが早くなってしまいました。そうならないよう意識が必要です。あとは疲れを残さないように。おいしいものを食べて、明日に備えます」。初優勝からの連勝も見える位置。それを手繰り寄せるため、2日目も葛城に挑む。(文・間宮輝憲)
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