<ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 2日目◇10日◇茨城ゴルフ倶楽部 東コース(茨城県)◇6560ヤード・パー72>
国内女子メジャー初戦「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」は予選ラウンドが終了。公式戦とあって、たった1打が順位を大きく左右する展開となっているが、2日目となった10日(金)、ピンにヒットした2球が天国と地獄を分ける場面があった。
もうすっかりオトナ? 河本結の純白ドレス【写真】
良い方に転がったのは河本結。3番パー4で「完璧なティショット」が不運なキックでバンカーのヘリに入り、その後は出すだけに。すると、残り54ヤードの3打目。「スピンをかけて手前2mに落とそうと思っていました。そしたらカップの縁に直撃すると、そのままピンに当たってカップイン。自分で言うのもなんですが“持ってるな”と(笑)」。あまりに予想外だったのか、先週ホールインワンを達成しあれだけ喜んでいた河本が、口元を押さえて信じられないと言った表情でその場で立ち尽くした。
この一打もあって、トータル3オーバー・59位タイとカットラインギリギリで予選を突破。「最後の5mのバーディパットも気合いで入れられましたし、今日はよく頑張ったと思います。最終的にアンダーパーで上がれるようにあと2日頑張りたい」と、チップインで掴んだ予選突破へもう一度気合いを入れた。
一方、アンラッキーだったのはアン・シネ(韓国)。9番パー5でレイアップした3打目がピン直撃のショットとなるが、ピンにはじかれた球は「ちょっと上のほうに当たってしまった。残念です…」とグリーンの外に。完璧なショットが、ピンから10ヤードも離れるという結果となってしまう。
さらにここからのアプローチを「すごく離れてしまったので困惑した」と動揺し6mもオーバーしてしまう。だが、これを何とか沈めてパーセーブ。「ナイスパーセーブでしたが…。(3打目で)入ったらイーグルだったのに…」とうつむいた。
それでも、気持ちを切り替えてトータル2オーバー・40位タイで予選を突破した。この日は「イギリスのスタイルを意識しました。チームのみんなも驚いていましたよ(笑)」という珍しいパンツスタイルで登場。「こういったクラシックな服装も好きなんですよ」と意外な一面を明かした。「今日は緊張せずに不安感もなく、楽しくプレーすることができました。そういったものは自分のプレーを苦しめる。うまく断ち切って明日からも頑張りたいと思います」と不運を引きずらずに決勝ラウンドへと向かう。
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