<全米女子オープン 2日目◇31日◇CCオブ・チャールストン(米国サウスカロライナ州)◇6515ヤード・パー71>
国内女子ツアーの「リゾートトラストレディス」ではアマチュアが首位、そして黄金世代の面々が上位に名を連ねている。若手の勢いがツアーを引っ張る状況となっているが、「全米女子オープン」では、その国内ツアーメンバー全員が予選通過を確実なものとしている。
ユ・ソヨンがグリーンで前屈?
首位に立っている比嘉真美子の活躍はいうまでもなく、最後の最後で世界ランキング50位以内に滑り込み出場権を獲得した勝みなみは、「フェアウェイが広いし、日本コースより思い切り振れる」と、トータルイーブンパーとし、初の大舞台で躍動している。
その勝と同じく黄金世代の中心選手として、こちらも初出場の新垣比菜はトータル1オーバー、鈴木愛と同順位で決勝ラウンドに進む。初日はフェアウェイヒットが14回中13回。2日目は小技でしのいで、週末への切符をつかんだ。「プレッシャーはなかったです。今日のゴルフで日本のコースだと叩いていたと思いますが」と、米国のコースへの順応性も高い。
同じく初出場の岡山絵里も開幕前には「楽しみでしかない。絶対に予選通過したいです」と話していたが、2日目を終わって悔しさも見せる。「耐えたラウンド。アンダーパーで回りたい」と、トータル2オーバーからのスタートで上位進出も狙える位置につけている。
さらには鈴木愛と成田美寿々も予選は楽々突破。国内の実績だけでは海外のスポット参戦は難しいといわれることもあるが、6人が難なく予選突破を果たし、さらには上位進出を口にする。日本ツアーの底力を見たような気がした。(文・高桑均)
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