<ザ・メモリアル・トーナメント 3日目◇2日◇ミュアフィールド・ビレッジGC(米国オハイオ州)◇7392ヤード・パー72>
2014年に初優勝を挙げた大会で、松山英樹が久々の勝利にぐっと距離を縮めた。トータル3アンダー25位タイから出た3日目、スタート1番から4mのチャンスを迎えた。これを逃してパー発進としたが好調な滑り出し。
女子ツアーで裸足のプレー!?【写真】
予選2日間とも3連続バーディを奪った5、6、7番ホールはこの日も攻略。3日間連続で3連続バーディを奪ってスコアボードを駆け上がる。9番で3mを沈めて前半で4つスコアを伸ばして折り返すと、12番パー3ではティショットがグリーン左奥のラフに入り、この日唯一のピンチを迎える。セカンドはグリーンをオーバーすると池が待っているが、プレッシャーの中でも絶妙のタッチで約1mにつけてパーセーブ。その後も順調にスコアを伸ばしていき、最終18番ではグリーン右サイドのラフから打った3打目が、グリーンギリギリに落ちてゆっくりと転がりカップイン。大歓声に包まれるなか、大きく拳を振ってガッツポーズ、この時点ではトータル11アンダートップタイに並んだ。
「最後のが入ったので100点です」と自身でも納得の第3ラウンド。18番のチップインは狙っていなかったというが、「ライが良く、下をくぐることも恐かったが上手く打つことが出来た。寄ったな、と思ったら入ってしまった。感情が久々に出たんじゃないですかね」と、渾身のガッツポーズで会場を沸かせた。
首位と4打差3位タイにつけ、久々の優勝争い。「ミスがミスにならなかったことが大きい。悪いなりにまとめられるという、自分の良い時に近いゴルフが出来たんじゃないかと思う」と手応えとともに最終日を迎える。2017年シーズン以来の米ツアー6勝目を圏内に捉え、残り1日を戦い抜く。
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