<日本女子アマチュアゴルフ選手権 最終日◇28日◇エリエールゴルフクラブ松山(愛媛県)◇6508ヤード・パー72>
28日に決着したアマチュア女子ゴルファー最強決定戦「日本女子アマチュアゴルフ選手権」の最終日に、前代未聞の“アクシデント”が起こった。最終組で優勝争いを演じていた古江彩佳の3番ウッドが、カートに接触したことにより、プレー中に破損した。
無惨に折れた古江彩佳の3番ウッド【写真】
“事件”は後半の10番パー4で起きた。JGA(日本ゴルフ協会)の専務理事・山中博史氏が運転するカートが最終組のカートを追い抜こうとした場面で接触があり、カートに積んでいた古江の3番ウッドが真っ二つに折れてしまった。古江はその後、代替クラブでプレーを行ったが、トータル12アンダー・単独5位で優勝を逃した。
本日29日(土)にJGAの公式サイトで発表された謝罪全文を以下に掲載する。
「2019年度(第61回)日本女子アマチュアゴルフ選手権最終ラウンドにおいて、私の運転するカートが原因で、古江彩佳選手のクラブを破損させてしまったことは、100%私の不注意によるミスであり、古江選手、そしてご家族の皆様、出場選手の皆様、大会関係者、会場のエリエールゴルフクラブ松山、ゴルフファンの方に多大なるご迷惑をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます。
10番ホールのティショットを見届けた後、グリーンに向かう途中で、古江選手のバッグが載ったカートを追い越した際に、後方部分が接触し、結果クラブを折ってしまいました。その時点で気づき、すぐに古江選手に謝罪すべきだったのですが、そのことに気づいたのが私がグリーンに到着したあと、古江選手がレフェリーを呼んだ時であり、結果古江選手への謝罪が遅れてしまったのも事実です。
優勝争いをされている古江選手を含む最終組の選手たちにも動揺を与えることになってしまい、本当に申し訳なく思っております。古江選手にとっては、この大会に優勝することを目標に頑張ってこられ、しかも最終ラウンドのバックナインに入りいい順位につけていただけに、古江選手の気持ちに大きな動揺を与えてしまったことを考えると、大変なことをしてしまったという懺悔の気持ちでいっぱいです。謝って解決する問題でないことは重々分かっておりますが、今後きちんと今回のことを理事会等で報告し、本件につき適切な対処をしてまいります。
まずはこの場を借りて謝罪させていただきます。この度は誠に申し訳ありませんでした」
公益財団法人 日本ゴルフ協会専務理事 山中博史
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