毎週、ゴルフツアー会場で選手たちを撮影し続けるプロカメラマン。インサイドロープでプロゴルファーの凄みや熱気を感じ、ときおり会話のやりとりを見聞きするなど、“試合中の選手たちに最も近いメディア”であるツアーカメラマンが見た印象的な景色を紹介する。【アース・モンダミンカップ編】
ドレスアップした原英莉花は、どんなアクセサリーをつけている?【資生堂前夜祭フォト】
今季初優勝を挙げるなど成長著しい20歳が原英莉花だ。先週の「アース・モンダミンカップ」でも、優勝を争う位置で最終日を向け、風速10.1m/s、最大瞬間風速20.7m/sの強風が吹き荒れたラスト18ホールでも、大会を制した申ジエ(韓国)に最後まで食らいついた。最後は元世界1位に及ばず、2勝目は逃したものの、大会を盛り上げる1人となった。
その大会を撮影した福田文平カメラマン。原といえば、随所で見せるガッツポーズや、表情豊かにラウンドする選手だが、福田カメラマンはこんな部分にも目が行った。
「いろんな感情が表情からも見て取れますが、気になったのは原さんのアクセサリー。そんなに着けてて邪魔じゃないのかな?なんて考えてしまいました」
どうも気になってしまい、頭から離れなかった福田カメラマンは、このアクセサリーの意味を調べてみたという。
「まず左手親指の指輪は、“サムリング”といって古代ローマ時代から『どんな願いも叶う』という意味があるらしいです。特に左手の親指は『目標を実現させる』という意味もあるんだとか。願いごとって、ボールを7つ集めないと叶わないと思っていたのでちょっと衝撃でした」
神に仕えし龍いらずの願掛けをしていたことを、この指輪からうかがったという。さらに…
「左手の小指は『チャンスを呼び込む』という意味が込められているそう。ブレスレットは右手がエネルギーの放出、左が吸収。なんだかすごいですね。ちなみに申ジエの右手の中指は『邪気を払いパワーを呼び込む』といった意味があるそうです。おそらく彼女の指輪…相当にパワーがすごいんでしょう」
一つひとつのアクセサリーに、選手が込める思いを知ることができた。福田カメラマンが撮影する今後の大会は、少しアクセサリーが目立つ写真が増えるかも?
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